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結婚→出産→希望と絶望の狭間①

彼は職場に来なくなった。
ルートでまわる仕事だったため、私のいる会社を避けたのだろう。
半年くらいしか付き合わなくても、
職場でも自分をコントロールできなくった。
あの時は弱っていた。だからか、共通の友人に勧められて、告白してくれた別の男性と付き合い始めた。

11歳年下の笑顔が最高に可愛い、結婚した彼だ。
彼は小学1年生から母親がいないと聞いていた。
あぁ、だから無骨なお弁当。母性本能がくすぐられてしまった。でもでも、私はもう32歳。付き合うとしても結婚を前提とします!はい、承知。
付き合って2ヶ月後には、ご家族に挨拶に行った。
反対されるだろうと思っていた。反対されたら、すぐ別れよう。その方が互いのためだろな。
しかし、「年上のしっかりした人なら安心だ。」と、気のいいおばあちゃんと、緊張気味のお父さん。いいのかな私で。本当に?いやいや普通反対でしょ。簡単に受け入れられてしまって、嬉しいのやら、不安やらの少々なパニック。彼はまだ若い。いつ心変わりするか、彼のためにも避妊はしておこう。なのに半年で妊娠。後から聞いた。
早く結婚したいから、できちゃえばいいと思っていたと。そんな風に受け入れてくれる方法があるなんて。妊娠の事実にはパニクったが、心が決まった。彼と結婚しよう。



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