感染症から考えた

急激に冷え込み、家族が体調を崩した。次は自分かもという恐れを抱えながらも、やれることをこなしてサポートする。
インフルにせよコロナにせよ、予防注射を接種しても、感染はする。一度感染しても、再び感染する人も多い。まして風邪となると、ワクチンすらないのだから、マスク手洗いという日常の予防策以上のことを求められても難しいということになる。
後は、余分な接触を避けるために外出を控えるということになるだろうが、現代社会においてこれが困難なことである。年末年始はともかく、少なくとも世間はギリギリまで仕事を納めないし、すぐに仕事始めとなる。猛暑日は外出を控えて、と言われていたが、極寒日もそうすべきではないか。
学校では台風や大雪による警報は休校となるが、これは移動が困難になるからという措置であり、児童生徒や勤務する人の生命を配慮しての措置ではない。「子どもはインフルやコロナでもすぐ治る」というが、その家族や周囲の大人は大変である。大学入試や高校入試でもいわゆる追加試験が実施されているが、例えば受け入れ側の職員等がインフルエンザに大量感染した場合、どうするのだろうか。
日本の教育制度は、子ども(生徒側)目線と大人(先生側)目線の取り方のバランスが悪い。というより、そもそもこの二つの視点で考えていてはダメなのでは無いか。公教育は、公務員の一形態である教育職員の職場である。そこでは職員がしっかりと働ける環境を第一に考えるべきだ。もちろん、平日のクラブ活動や土日の様々な行事をなくす訳にはいかないので、個人の残業費を出すとか働き方改革で無理矢理時間を縛るのでは無く、人を増やすしかない。授業中心の先生や部活動中心の先生、サポートする管理職も少なくとも3倍ぐらいにはしないといけない。
でも、今までの流れを見ていると出来ないだろうな、と思います。

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