仕事の矛盾

先週先々週と暖かい日が少しずつ出ている。今日も比較的穏やかな一日でありがたい。
仕事をするにも、休日を過ごすのも、やはり厳しい寒さだと難しい。この土日も色々予定を放り込んだが、穏やかな気温だったのでそれほど苦痛に感じることなくこなすことが出来た。嬉しいことに今週も4日頑張れば3連休だ。ただし会議はあるし大きな企画もあるしでなかなか濃い4日間でもある。
今読んでいる本に、「プロトコル」という語句が登場する。最近はインターネットなどの通信、やり取りにおける決まり事として使われることが多いが、元々の英単語としては「手順」とか「規約」として使用する。本の中でも手順的な意味合いで使われていた。自分の明日からの4日間も、膨大な業務をいかに手順を工夫してこなしていくか。プロトコルをどう構築するかがポイントだ。手前味噌になるが、結構ここの工夫に力を注ぎ、うまくやれてきたからこそ、今日まで仕事を続けてこれたところもあると思う。今回も素手に月曜日にこなす内容はほぼ土日で仕上げてある。
ただ、コンピュータでもバグが発生するように、想定外のことが突然舞いこむことが非常に多いので、決して月曜日を暇に過ごせるわけではない。不足の事態が訪れても、それに対応できる状態になっているということであり、何もなければ当然火曜日にこなす内容を先取りしていくことになる。
天才的な閃きを持つ人が、業務の先行きを予測して先手を打つというスタイリッシュな動きをすることもあるだろうが、凡庸な自分にはそんなセンスは欠片ほども無いので、とにかくあらゆるパターンに対応できるようじ準備するだけなのだ。
後は、めちゃくちゃ対応に追われて苦しい時も、見た目だけでも動じないこと。あたふたしたところで状況は変わらないので、それなら自分のペースで時間をかけて確実にクリアしていく方がミスに繋がるリスクは減る。そして、そんな時ほど終わった後の達成感は大きいので、不思議なものだ。何もない穏やかな一日を望んでいるし、それを目指して準備もしているが、急な状況を乗り越えた時の方がやり甲斐を感じてしまう。サラリーマンの性なのかもしれない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?