2:『デスノート』(実写映画)2006年公開 日本映画
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※ ネタバレ感想ありなので、問題ない方のみ ↓ 進んでください。
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先日TVで2週連続で放送されていたので、観賞。
映画館では観た事なかったけど、随分前…金ローでの放送で観た記憶。
当時は漫画を読んでおらず、面白そうだったので視聴したと思う。
漫画は、友人からのオススメで読ませてもらい、絵の美しさと緻密に計算されたストーリー展開と死神のデザインに惚れ惚れ。
一気に『DEATH NOTE』の世界観へ没入。
まあ、今回は漫画ではなく、実写映画の感想なので漫画の話はこの辺で…
よく、漫画やアニメの実写映画化には賛否両論起こりますが…
自分は、松山ケンイチさん演ずる"L"は好み。
そして、"月ことライト"演ずる藤原竜也さんの演技も好み。
更に、あの惚れ込んだ死神のデザインを壊すことなく取り入れる事が出来たのは、素晴らしいことだと思ったんですよね。
声での出演のリューク役の中村獅童さんは、アニメでも担当されており本当に多才な方だなと感じます。
まっさか、レムの吹替えが池畑慎之介ことピーターさんだとは分からんかった。
エンドロールで流れても(池畑慎之介)の文字を見て、すぐにピーターさんは出てこん。
てか、TV放送だとだいたいエンドロールはカットされるし、流れてもほんの少しだったりする。
これ結構、TVでの放送鑑賞での悲しいあるあるだと思う。(エンドロールで余韻に浸りたい人にとっては)
まぁ、だったらTV以外で視聴するか、映画館へ行けって話かもだけど。
::感想::
ストーリー展開の内容的には、漫画を凝縮してどうにか前編・後編で収めようという感じだったのかと推測するけど、漫画を知らないなら楽しめる内容かと思った。
当時の自分も、漫画を読んでいなかったから楽しめた感あったし…
漫画を知ってからの鑑賞後は、世界観がかなり狭まりスケールが小さくなってしまった感あり。
物語を短縮し上手く展開を繋ぐためにもかなりのストーリー変更やキャラ設定の変更・追加をせざるを得なかったのかな、とも感じた。
ニア・メロが登場どころか存在もしない世界観だったのも大きいかな。
ただ、原作で Lに『生きていてほしかった』と思った勢には、この映画でLの活躍を最後に観れたのは、ゾクッとするものがあったのではなかろうか?
八神父の存命に関しても同じく。
そして、ワタリ役のおひょいさんこと藤村俊二さん。
紳士でスマートな演技、凛とした中にもお茶目さがあり、ワタリ役にピッタリだったと思っています。
::疑問点::
後、すっごい気になって「なんで?」と出る度に思ったのが、警察庁長官。
津川雅彦さんは台本や指示通りに演技をなされたんだと思うんですけど、自分が気になり過ぎてしまったのが、、、
超ロング白マフラー? と 白手袋
「なんで?」「それ着けてる意味は??」と思ってしもた。
だって、そのせいでガクンと一段も二段もストーリーの質を下げてしまった様な、シリアスさを欠いた様な、、、その演出の意味も意図も汲み取れんかった。
少し展開に緩急を付けたいとか、少し和み要素やギャグ要素を取り入れたかったにしても、違う。
「そこじゃない!」し「それじゃない!」と強く感じた。
白マフラー&手袋さえなければ、もっと違和感なく観れたはず。
誰か、意味や意図が分かる方がおられたら是非教えてほしいです。
::考察と願望::
結果、観終えて思ったこと。
八神月ことキラは、最初に L の挑発に乗り、「LIND.L.TAILOR」をすぐにノートに書き込み消してみせたこと。
この時点で、ラストの結末というかライトがキラであり捕まる事が確定。
Lが言う様に「キラは幼稚で負けず嫌い」だったため、この作戦にハマった事で一気にLが有利に。
ライトはもはや犯罪者を消す事よりも、Lを消す事の方が重要となってしまい、元の自分の思想も歪みLに対する手段として、元の思想を利用して生き抜いていた感じがした。
もし、あの時ライトがもっと冷静に判断できていれば、また違った世界線が展開されたのではなかろうか…と、思ったのです。
これはこの映画のみならず、漫画に関しても思った感想でもあります。
もう一度、漫画が読みたくなりました。
::お絵描き::
さて話は少し変わりますが冒頭でもお伝えした様に、自分は松山ケンイチさん演じる"L"が好みでして。。。
今回映画鑑賞後に、無性に絵を描きたくなり原作漫画関係なく、松山ケンイチさんをイメージして想像してイラスト描いてみました。
(似ているか?とか、上手い下手は放り投げてご覧になって下さい!)
『DEATH NOTE』はあえて原作文字にせず、オリジナルにしておどろおどろしい感も演出してみたよ。
::オススメ映画::
そして、松山ケンイチさんの演じる役でゾッとした映画が…
【聖の青春】
命尽きるまで「将棋」に人生を捧げた棋士の物語。
若くして亡くなられた将棋棋士の村山聖さんを、松山ケンイチさんが恐ろしい程の名演をされた作品。
棋士の村山聖ご本人は存じ上げていなかったのですが、きっと、ご本人がこの映画を観られたらゾッとされたのではないかと勝手に想像してしまった程。
共演されている、羽生善治棋士を演ずる東出昌大さんにもご注目あれ。
2人とも自分好みの演技をされる好きな役者さんです。
2人の演技が神懸かっている作品で、両者とも演者であり演者に在らず。
そう、感じた映画でした。
ご興味があれば、是非観てみてください!
それでは。
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