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(2年目の記録)2022.5月下旬

支柱立て

5月下旬になりシカ被害に見舞われながらも、次の作業を開始。
ししとう苗1本に対し4本の支柱を使うので、昨年と同じくらいの本数200本以上が必要になる。支柱には近くから採取してきた竹を使用。
まず、昨年使用した竹支柱で使用可能な物を再度選別し、その後洗浄・乾燥をして使用する。
昨年ししとう苗を撤去する際にも選別をし、折れていたり脆くなっていた物は廃棄しそれ以外を保管していた。半年程保管をしていたので、再度強度を確認し再選別した。

本数は足りていないが、とりあえず準備出来た分だけ先に本支柱を立る事にした。
本支柱とは、今後大きく成長する苗を倒れない様にする為に設置する支柱の事で、定植時に立てた小さな竹は、仮支柱。
まず、2畝分の支柱を立て終わり次は翌日へ。
ただ真っ直ぐに4本立てる訳ではなく、根元を中心に四方へ広がる様に2本毎を交差させながら斜めに立てていく。
そして、これが思っている以上に体力を使う重労働。
と言っても、それはうちの畑の土が硬いとか石が多いのですんなり奥まで簡単に刺さらない、というのも力や時間が必要となる理由の1つ。

1年振りに支柱を立てていると「あれ?こんな感じだったかな?あれ??」といった感じで、立て方が最初に教わったやり方と合っているか?少々不安にはなった。
それでも、再度相談や指導を受ける事はせず自分でやってみた。
翌日、昨日設置した分も合わせて全部で5畝完成出来た。が、後40本竹不足。
裏山へ採取しに行ったものの、手に入れたのは10本のみ。後、30本不足。

その後2日を要し、近くの土手などで残りの30本を入手。土手では昨年多くの竹を採取したのでもうないかと思いきや、思っていた以上に良い頃合いの竹が多くて助かった。
毎年思うのが、余分に後10本程欲しいな…ということ。しかし、その10本多く採取するという余裕が心身共にないので、まずは必要分のみで。
余分が欲しい理由としては、台風や強風で折れたりした場合の交換・補強用。

必要本数は揃ったので、残りの苗へ支柱を立てていく。
どうにか月末までに完成。シカ被害には悩まされているものの、一先ずはこの本支柱立てが完了すると、自分の中では一段落する。
(支柱立て完成や支柱がキレイに写っている写真は撮っておらず…撮る余裕なかった気がする)

現状視察

支柱立て2日目の午後、JA新担当者と県担当者だったけか?と部会長(自分が属している野菜部会の会長)の3人が来訪。
圃場や苗の現状確認に来た。
状態は問題ないとの事だったが、部会長より支柱の立て方について指導があった。
まず、言われたのが
「もう立ててるの?」と「こんな支柱の立て方見た事ないな」だった。
敢えて?というか、前担当者に教わったとは言わなかった。何故なら、教わった通りに出来ていたのか自分でも不安だったので、ここは自分が何となく立てた感を出した方が良いかもしれないと思ったからだ。
そして、長年ししとう栽培に携わってきた部会長の支柱の立て方というかどうやらこちらが一般的な立て方らしいが、それを見せてもらった。

なるほど、と、その時は理解したつもりだった。
更に部会長は「残りはこの立て方をすればいいよ」と。
自分的にはどっちでも良かったというか、やり慣れた方で早く済ませたかった。
けど、とりあえず残りの1畝を新方法で設置し、今後の強風や台風時の結果を見比べてみようと思った。
ちなみに、支柱を早く設置するのは特に問題ないとのこと。

一通り確認や指導が終了し「何か質問はないか?」と聞かれたので、前日発見した“葉枯れ“と“斑点病らしき葉“について尋ねた。
県担当「経過観察をし、酷くなったら葉を採取し処分」とのこと。
まだ原因や病気か否か?の判断は難しい様子。観察を続けるしかない。
後は、昨年使用した竹の再利用について質問。
部会長「問題なし」とのこと。(既に使用中だが、少し不安になったので質問)

僅か15分程の滞在だった。そして、次の生産者の元へ行かれた様だ。
新担当者とはこの時に初顔合わせだった。
そして、その後残り1畝を“新支柱の立て方”で設置したものの、よく理解出来ておらず刺し終わった後に少々間違っている事に気付いた。
が、もうやり直す事はしなかった。抜いて再度差し込む体力は残っていなかった。
今後影響が出るかどうか?要観察といこう。

そうそう「支柱立て」は、竹(支柱)を立てるだけではなく、その立てた竹(支柱)が倒れたりズレたりしない様に紐等で結ぶ必要がある。
これもまた地味に大変な作業。ずっと屈んだままの姿勢で延々に結んでいく。
苗の植付けの時もそうだが、この屈んだ姿勢を長時間する事も結構しんどい。

その他作業

支柱立て作業の他に、凹みはしていたものの並行してとりあえずのシカ対策。
そして、種まきを終えたソルゴーの未発芽箇所への再種まき。
雨でお休みを挟み、ソルゴー下への防草シート張り。と、草刈り。
草刈り時に蟻に噛まれかなり痛かったので上着を脱いで確認するも、赤みや腫れはなかった。(皆様もお気を付けを)
等々、他にもやろうと思えばいくらでもやる事はあるけど、体力も時間も追いつかん感じ。
出来る範囲で出来ることを、少しずつ少しずつ進めて行く。

自分の中で1番体力を使う作業が多いと思う5月。
どうにかこうにか2年目も進める事が出来、ししとう苗も自分と同じ様に少しずつ少しずつ成長をしている。 ただ、シカ問題が未解決で気分はダダ下がり状態。

次は【ししとう栽培】2022.6月で。
シカ被害から、自分もシシトウも復活できるのか?


それでは、また。

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