(野菜の栽培記録)2023~2024年〜人参編〜前編
人参(プランター栽培)
昨年(2023)10月初旬、プランターに三寸人参の種を蒔いた。
三寸ならプランターでも栽培しやすいと思い栽培。前回栽培した際のプランターで育てやすい人参の種は、余った分は畑に蒔いたので今回は新たに購入。
無事発芽成功し、11月中旬に間引きした。まあ、順調そう。
12月中旬、貰った牛糞堆肥を少々入れ込み土解し。
2023年の12月は異様に暑かった記憶あり。日中の寒暖差が日によりまちまち。
それでもゆっくり成長中で、畑よりも順調だった。
それから年が明け、寒さも増し少々成長鈍化気味?
葉色も薄くなり、状態確認のため収穫してみた。
その後は、直売所へ出品するというよりも主に自家消費として収穫。
出来が良ければ出品したかったが、ちと大きさ(太さ)が心許なかった。
チビチビと都度収穫をし食べていった。
最終収穫は、4月末。
最終収穫分は、収穫が遅くなったせいか?表面も内部もゴツゴツと固めで、徒長し味としてもイマイチでした。(よもぎも収穫)
これで一旦前半の人参プランター栽培は終了。
人参(畑栽培)
プランターより少し遅れ、昨年(2023)10月中旬に畑に種まき。
まだ寒さを感じる程ではなかったもののプランター同様に不織布を使用した。種まき後に上部に籾殻を敷いてから、その上に不織布をベタ掛け。
水やり時に不織布を外すのは手間だったが、強風で不織布が半分程剥がれたのをきっかけに外した。その後は、吹き飛んだ籾殻を1度追加した程度の対策のみ。
そして、今回種まきした品種はプランター栽培で余った三寸人参と、少し変わり種も栽培してみたかったので目に止まった「ミックス人参」を購入。
まだ人参栽培2度目であり、前回も成功したとは到底言い張れない出来にも関わらず、新種(自分としては)に手を出すという暴挙。
種まきから2週間程経過した10月末、発芽は数本程度。
ほとんど発芽せず、もう諦めかけた12月。ようやくポツポツと発芽開始。
寒さのせいもあってか、やはり夏場の様には上手く発芽成功とはならず6割程。
間引きも大してする程ではなかったが、一応接近していた物は間引いたつもり。
そして、年が明け2024年。
心配していたが、2月中旬の収穫時は思っていた以上の成長振りで嬉しかった。
ミックス人参に関しては、思った以上に長く成長していてビックリ!!
長過ぎて、収穫時上手く抜き出せず先端が「ポッキリ」なんて事もしばしば。
そして、味や食感。
食感は、ヒョロ長いせいか?通常の人参の様なポリポリ感ではなく、どちらかというと少々柔らかい食感。
味に関しては、1番人参味がしたのは「黄色」ゴボウの様な味がしたのは「白」どれも甘さを感じたが、1番甘味を感じたのが「紫」だった。
「紫」に関しては、切ってみると中は黄色がかった色味をしていた。
どれも自分が作ったからか?特に「ミックス人参」に関しては、生で試食してみても美味しいと思った。
店頭や直売所で見付けた際には、是非一度食してもらいたい。
それから、更に1ヶ月後。
順調に成長をし、状態も良くキレイな物は直売所へ持って行き、葉も青々としキレイだったので葉付きで販売。
通常葉付きで販売されている事はほとんどないと思うし、少々独特な匂いと味がするので好みも分かれると思うが、自分としては結構使用し甲斐がある葉だと思っているので、クセのある味が好きな方にはオススメ。
ミックス人参に関しては、珍しく貴重な様で持って行ったら喜ばれたのでこちらとしても嬉しかった。
又割れや実割れなどは、自家消費やお裾分け。
発芽が上手く成功していれば、もっと直売所に出せたし自分でも堪能できたであろう「ミックス人参」
これはちょっと、栽培にハマりそうです。
その後、然程数があるわけでもないので数回良い物だけを出品。
そして、4月。
残りを収穫し、前半戦の畑人参栽培も終了。
今回、葉元がとても大きな物が多かった。
途中収穫時に気付いたのだが、どうやら数個の種がくっつきそのまま1本として成長した様だ。と、自分では思っている。
そんな事が出来るのか?違う現象なのか?は、詳細を調べてみなければ分からないが、また分かれば追記しておくとしよう。(多分…)
畑栽培のラスト収穫は、4月下旬。
人参栽培〜ふり返り〜
人参は通常「春蒔き(3月下旬〜5月上旬頃」、「夏蒔き(6月下旬〜7月中旬頃」の年2回栽培が主とされる。
収穫までに、およそ120日(4ヶ月)早いものは、70日(2ヶ月ちょい)
しかし今回は、自分と畑の都合で独自に「秋蒔き」を決行。もちろん「秋蒔き」がないわけではないが、栽培が難しいとされる時期なので農家さん以外する方は少ないらしい。
プランターでは、種まき後しばらく不織布をかけ寒さ対策をし発芽に成功。その後も暖かい日中は不織布を外し、寒くなる夕方〜午前中は不織布使用。
発芽や成長に関しては、畑より手間をかけやすかった事もありある程度は順調に成長したが、やはり畑の地力・土力に勝ることはなく失速した感じあり。
ただ、自分がプランター栽培が得意ではないという事も1つの要因かもしれない。
畑では、早々に寒さ対策を放棄し、その後も大した対策もせず本格的な寒さを迎え、結果発芽率の悪さに繋がったと反省。
三寸人参に関しては、前回の人参栽培よりは良かったものの上出来とまではいかず。
ただ、初の「ミックス人参」栽培に関しては、上出来だったと思う。初にしては。
発芽を全て成功させる事が出来れば、この「秋蒔き」栽培も可能かもしれないと感じた。
連作障害は然程ないと言われるが、避けた方がいいとも言われる人参。
でも、自然農法などをされている方は「連作」をしている方が多い様に思うし、実際「人参は連作した方がどんどん土が柔らかくなり良い物が育つ様になる」と言われる方もいる。
色んな方の栽培方法や意見を参考にし、自分や畑に合った栽培や試してみたい方法を選択。
それが、今回の「人参の連作」だ。連作する事により人参栽培に適した土となり、土自身が病害虫にも強くなるという考え。自分はこの考えにえらく納得した。
今後の出来次第で、自分の畑での向き不向きが分かってくると思うと楽しみだ。
今後…
最終的には「肥料も農薬も使用しない」野菜の栽培ができる様になれば、一応目標達成と言っていいかも。
がしかーし、達成までの道のりは長く厳しいものになる予想。そう、簡単そうで簡単ではないのだ。これから、その道のりを少しずつ栽培の記録と共に記していこうと思う。
目標達成の為の多くの障害は、天候でも体力でもない。
ただ1つ…「自分のモチベーション」だ!
如何に「自分をコントロール出来るか」に掛かっている。
これは、野菜栽培のみに関わらず多くの事で言える事かもしれない。
要は「下がりっぱなし」にしない事。下がっても、落ちてもいい。人間だもん。
でも、上がること、戻ることが出来る様にする。もしくは、下がらない様にする。
そう「期待しない」こと。ワクワクするのはいい。でも、期待してはダメだ。
自分は、期待とは見返りを無意識のうちに求めることで、期待(見返り)が裏切られた時にガッカリする=落ち込んだり、腹が立つのだと考える。
「期待をする」というのは「自分はこれだけしてあげた、時間を割いた、頑張ったんだから…」という様な思いが心の奥底やすぐそこにある。
だったら、初めから「期待はしない」で「ダメ元」精神で行えば、少し上手くいっただけで喜びも感動も手に入るだろう。でも、決して投げやりとかではない。
信じた道を目標の為に一歩一歩、途中修正や遠回りをしながらでも進んでいけば、きっと辿り着くはず。
そう思う事にしてる。
と格好付けてみたけど、やっぱり1番は「健康であり体力がある」かな。
健康であるから体力もあり、更にはモチベーション維持にも繋がる。
のか?
精神が安定していてモチベーションが維持出来るから、健康でいられ体力がある。
のか?
どっちにして、栽培は手間暇掛かり体力もモチベーションも必要なのは確か!
何にしても、ストレス溜め過ぎないで楽しめる事が大事かな。
そう、楽しもう!