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お菓子作り(2023)後編

7月

夏季では、なかなか時間に余裕がないのでお菓子作りをしません。
が、7月中旬の少し余裕のある時に、使い切りたい材料を使用し製作。
製菓用米粉とパン用米粉とスライスアーモンド。

パウンドケーキとパンみたいなモノ(上)とクッキーみたいなモノ(下)

どちらも好みのレーズンを入れ、鉄分補給用のお菓子の完成。
パウンドケーキの上部には、賞味期限切れだったか?間近だったかのスライスアーモンドトッピング。
焼けたアーモンドの香りと味は最高!

そして、クッキーみたいなパンとクッキーみたいなお菓子。
クッキーもどきの方は、バターがなかったので通常使用のオイルと牛乳で代用。
パンもどきの方も、少々オイル使用。だったと、記憶している。

パウンドケーキはそれなりに美味しかったけど、もどき2種はレーズンの味強め。
とにかく酷暑が到来する前に粉類等を使い切りたかったので、どれも拘りなく行き当たりばったりで製作。
今思えば、そんな無理して使用せずとも料理に活用しても良かったし、冷凍保存しても良かったのでは?と思ってしまいました。

11月

以前ご紹介した「いただきものー珍物ー」で入手した具材を利用したお菓子。

ローゼルを使ったお菓子

あのクレオパトラが愛したとされた『ハイビスカスティー』の原料ローゼル。

日差しが何とも言えないローゼルの美しい色を際立たせています
萼(皮)と苞(皮下部の棘部のこと)を剥いて中身と分けた状態

この剥き取った萼と苞を洗浄し、カラカラになるまで乾燥させて出来上がったのが『ハイビスカスティー』

今回はこの『ハイビスカスティー』は飲料として使用したのみで、お菓子作りに使用したのは「ローゼルジャム」の方。
「ローゼルジャム」は、剥いた萼と苞を砂糖と一緒に煮詰めたもの。通常のジャム作りと同じです。

思った様な色味には仕上がらず、何ともおどろおどろしい色に…

このお菓子は、ローゼルのパウンドケーキではなくパウンドケーキ型を使用した「ローゼルのフィナンシェ風ケーキ」です。

“フィナンシシェ風“と名付けているのは、卵白のみの使用ではあるもののフィナンシェ作りで必須である“焦がしバター”を使用していないからです。
バターはお高いので常備しておらず、よくオイルを代用しています。
それで完成したのが、この“フィナンシェ風ケーキ”

ケーキ作りで出た卵黄は、ローゼルカスタードクリームに使用。こちらもまた、何とも言えん色味のクリームに。

クレオパトラの愛した『ハイビスカスティー』と共にいただきました。
右画像が2枚あるのは、、
上:お湯+ローゼル+ハチミツのハイビスカスティー
下:   同上 + レモン汁のハイビスカスティー
結果、特に色味が更に鮮やかな赤さを増す事もなく、酸っぱみが増したのみ。
特段「美味しい!」という様な飲物ではなかったけど、入れている乾燥ローゼルは食す事が出来るので、全く無駄にならない栄養補給飲料とも言えるかな。

「ローゼルのフィナンシェ風ケーキのローゼルカスタードクリーム添え」と
「ハイビスカスティー」、どちらも程よい甘味の中の酸味で、美味しかったです。
感想として、ローゼルジャムを使用するよりも「ハイビスカスティー」を使用して色味を付ける方がもう少し綺麗な仕上がりになるのでは?と思いました。
まだ乾燥ローゼルが余っているので、また次回チャレンジしてみます。

ポポーを使ったお菓子

「ポポーとバナナのパウンドケーキ」

これまた使い切りたいポポーとココアを使用して製作

左画像:ポポーの皮を剥き種を取除き、実だけの状態

まず、いただいたポポーを食べてしまわなければならなかったのです。珍物としてご紹介した後に使用。
前回ポポーご紹介時に掲載していた画像は収穫後3日経過したポポーを撮影したものでしたが、実際お菓子作りに使用した時には既に1週間以上経過していました。
今思うと、鯖同様足の早いポポーは、製作時点で既にヤバい状態だったのかもしれません。

何故かと言うと、、、食した後、下したからです。
まず、順を追ってご説明致します。

1、簡単に作る事ができるパウンドケーキに決定し、ポポーの実を取り出す
(小ぶりで種が多くこの作業にかなり時間を割き、初果物という事もあり実のねっとり感や収穫から随分経過した果実の匂いの違いに違和感が湧かなかった)
〜 実取り時点で疲れてしまい、一旦冷蔵保管し休憩 〜
2、夜も遅く23時を回り「いい加減ポポーを早よ消費せねば!」と思い立ち開始
3、その他材料を揃え、いつもの如く砂糖量を減らすべく超完熟バナナを使用
4、日も変わり1時頃に完成し、試食後残りを冷蔵
5、寝支度をし、2〜3時頃には就寝
6、朝方も早朝5〜6時頃に、腹痛でトイレへ
(この時は、朝晩の冷え込みのせいで寝冷えしたと思っていた)

それから3日間腹痛でトイレへ駆け込むことに、、、
そして、気付くのです。

(あれ?ポポーケーキ食べてから約3〜4時間後に必ず下してるな、、、)と。

そして、ポポーケーキを食べるのをやめると腹痛も来ず。
まだ少し残りはあったものの、健康には変えられんと思い泣く泣く廃棄。

ただ、本当にポポーだけの問題か?と思い、一緒に使用した“超完熟バナナ”も怪しんでみた。
まだ2本程冷蔵庫にラップに包んだ“超完熟バナナ”が存在していたので、まず手に取り匂いを嗅いだ。見た目は真っ黒で、感触はブヨブヨ。ただ、匂いは至って芳醇な香りで発酵はしているものの、腐ってはいない事がすぐに分かった。
もちろん、その後食してもみたがやはり腹痛が押し寄せる事はなかった。

という事で、ポポー腐ってた説が濃厚というか確定したのでした。

反省点

そもそも、何でポポーの腐敗に気付けなかったのか?と不思議に思われるかもしれませんが、お初果物であり風味や匂いをイマイチ理解出来ていなかったのかと。
そして、自分が最初に出会したポポーと似た果物マンゴーが、美味しいからと勧められた時の匂いと味が何だか腐った様な嫌な記憶があり、ポポーもきっとマンゴー同様にそういったものだと思い込み、使用に至ったというものです。
とても偏見というか、自分が最初に出会した物がただただ良くなかっただけかもしれませんが、、、それでマンゴーは嫌いなのです。

でもポポーは収穫直後のバニラの様な甘い香りが気に入り、絶対お菓子作りで使いたい!と思っていたので使用。
ただ、その使用時期が遅過ぎたというお話。収穫後すぐに使っていれば、何の問題もなく美味しく食せたはず。
そうです、味は不味くはなかったんです。ポポーは腐っていたんでしょうけど。

あのまま続く腹痛に疑問を持たず、気付く事なく食べ続けていたらどうなっていたのか?少々怖いです。
しかし、これは自分の扱う食材に対する知識の無さがなした事。いや、足が早いと聞き知っていたにも関わらず、注意する事なく、それよりもむしろ“勿体無い”の悪い貧乏精神が勝ってしまい、使用に至ってしまった事。
大いに反省すべき事だと、痛感しました。

もちろん、人様に差し上げる物に対してこの様な軽はずみな使用は絶対にしませんが、自身の体調管理をする上でもとても重要なこと。
特に“生もの”は、充分取扱いに気を付ける必要があると再認識。
“勿体無い”精神を発動させる前に、まず、自分のだらしなさ故に招いた結果でないか?自身が認識する必要があるな、と思い知ったのでした。

まさかお菓子作りでこんな反省をするとは思いませんでしたが、何からでもどんな時でも学ぶ事はある、可能だという事ですね。
自分が向上する気さえあれば。

反省・理解した上で、今後もお菓子作りを楽しみます!

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