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(3年目の記録)2023年

振り返り

2021年から始めた【ししとう栽培】

1年目、右も左もよく分からぬままとにかくがむしゃらに進んだ。
畑をスタートする前に行う「土準備」の大変さを最初に痛感。
そして、その後の1つ1つのありとあらゆる作業も、慣れていない自分にとっては思った以上に体力的にも精神的にも厳しく、1人で携わる事への考えの甘さを思い知らされた。
ただ、それ以上に自分で「食せる物、食せる野菜」を作れた事に感動。
大変な中にも喜びを感じ「食」へ対する思いにも変化が表れ始めた。

2年目、前年の失敗や反省を踏まえ(たつもりで)意気込んだ年。
ほんの少し苗の本数を増やしただけだが、これまた思った以上に考えが甘く心身共に疲弊し、再度思い知る事となった。
そして、この年は「獣害と台風被害」に遭い、ほぼ自分のモチベーションとの戦いの日々。
「諦めること」と「自然の流れに逆らわないこと」どちらも放置とも取れるが、気持ち次第・己の考え次第でモチベーションは出来上がる。
まだ上手く自分自身をコントロール出来ない事を悩み、毎年同じ状況で栽培が出来るわけではない事も学んだ。
それでも、一緒に苦難を乗り越え出来上がった「野菜」への喜びは一入であり、益々「食」への関心は高まった。

3年目、2年間の結果を踏まえ色々と考え、今度は苗数を減らしてみた。
作業量や負担の削減というよりも、対価が見合わない事と他にやりたい事・挑戦してみたい事があったのが大きいかもしれない。
この年は主に「害虫・害獣被害」に遭い、開始から弱弱しかった苗だった事もあり例年よりも早めにシシトウ栽培は終了。
購入苗だったが、元気な力強い苗を作り上げる事の大切やさ、その後の管理・栽培も重要だが、やはり天候に大きく左右される事も痛感。
シシトウ以外の野菜栽培にも関心を持ち、少しずつ拡大し始めた。
「野菜」だけではなく「土」や「自分」も一緒に作り上げる必要がある、そう感じた野菜の栽培。

作るということ

たった3年の【ししとう栽培】を通じて、強まるばかりの「野菜作り」への想い。
そして知ったのが、作れるのは「野菜」だけではないこと。

何を言っているんだ?当たり前じゃ~ないか!と思われるかもしれない。

しかし、自分があまりにも無知過ぎた、いや無関心過ぎたのかもしれない。
お金を出せばある程度欲しい物が入手可能という世の中が、日常の事過ぎて買うのが当たり前になっていた。(飲食物に関しての話)
作ったモノを販売しているのだから、もちろん自分でも作ろうと思えば作れるだろうが、そうしようとは思わなかった。

必要性も関心も、今程抱いていなかった。
それがここ3年で急激に関心度が高まり、手をつけ始めた。

ただ、簡単ではない。
お金を使わない代わりに、時間・労力がかかる。そう、手間暇がかかるのだ。
それは、作ってみて実感した。
「梅干し」「干し柿」「金柑ジャム」「ハイビスカスティー」等々。
他にも「お菓子類」「パン類」「餅」も。

特に果物加工は、収穫から始めると余計に大変さも増す。収穫しヘタを取ったり皮をむいたり、種を取ったり乾かしたり・・・
上手くできたり、いまいちだったり。でも、だから楽しい。
そして、自分で作り上げたモノへの手間暇が掛かれば掛かる程、成功した時の愛おしさも大きく、失敗した時の落胆も激しい。
が、失敗しても「諦める」ではなく「また作る」という思考になる。
お菓子やパン・餅も、慣れてくると材料に拘りたくなったりアレンジしたくなる。

「作り上げる」は大変さを伴う代わりに、出来が良ければいい程それに比例し「喜び」や「幸せ」が訪れる。そう、感じる。
これは別に食べ物のみではなく、ありとあらゆる『モノ』に関して言える事だと思っている。

そして、その『完成されたモノ』を見聞きした他者からも次第に評価されていく。
ただ、この「他者からの評価」は良いも悪いも含むので、それに左右される事なく色んな意見を取り入れ参考にした上で、ブレる事なく自身の探求心に邁進出来る事が良い結果を生む。

そう、何となく思うのでした。

2023 おカエルさま

それでは、息抜きタイム!
毎年恒例「この年のおカエルさま画像」ご紹介。

4月下旬のおカエル
5月下旬の外水道のおカエル
左:5月下旬のズッキーニとおカエル
右:6月下旬のズッキーニとおカエル
6月中旬のとうもろこし苗+缶蓋上のおカエル
6月下旬のシシトウとおカエル
7月下旬の熊手とおカエル
6月中旬のツツジとおカエル
8月下旬の草取り後の雑草とおカエル
2023年ラスト、11月下旬のホースとおカエル

思っていた以上に画像があり、自分でもビックリ!

7月以降から、お目にかかるおカエルがどうやら子供?小さめな気がする。
暖冬とはいえ、さすがに12月以降は目に付かなくなった。

2024年もよろしく頼むよ!おカエルたち!!

今後

この3年間体験した事や学んだ事、そして聞いたり調べたりして知った事から、自分の畑や自分自身には、今の栽培方法が向いていないのでは?
という結論に達しつつある。
"つつある"というのは、まだ確定までは至っていないがそう感じているという現時点の話。

この【ししとう栽培】の様に、畑一面に同じ作物だけを栽培するのではなく、多種多様な作物を栽培した方が、畑にも自分にも合っている気がする。
と、いう様な考えが出てきた。
シシトウは好き、でも作業量と対価が見合わない。であれば、シシトウ栽培は継続しつつも栽培数を減らし、その分、収穫・選別・袋詰め等が容易で比較的高値な作物や珍しい野菜を栽培してみようかと。
そして、販路の移行もしくは拡大。なんて事を思考中。

後は、大変ながらも何よりも楽しんで「野菜作り」をすること!
これに尽きる。
お金の事を言い出すと単に楽しんでばかりいられないが、それはおそらく今後「どちら」かを選択せざるを得ない状況になる。
そう感じているし、そろそろ準備の始まる次の4年目が決め時とも思っている。
「どちら」とは、野菜作りを「主として楽しむか」または「傍で楽しむか」

自分としては、楽しみながら野菜作りが出来それなりに生活可能であれば、言うことはない。
ただ、現実はそう甘くない。
野菜作りは体力が続く限り継続したいので止めはしないが、その為には創意工夫は必須。
もしかしたら、自分が1番苦手とする事かもしれない…

諦める事、止める事はいつでも出来る。
だから、少しずつでも何かやってみようと思う。

そんなふわふわした考えの中、次の4年目を迎えるのでした。

いってきます。

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