“もったいない”の良し悪し
こんにちは。福岡県北九州市の整理収納アドバイザー いしさこ ゆいです。
お家の中をお掃除したり、お片付けしたりする様子を投稿しています。
前回の投稿で、お掃除をしていたら身についた”ついで力”について投稿しました。
”ついで力”についての投稿はこちら。
今回は、日本人にとって馴染みのある”もったいない”という言葉について気づいたことを投稿します。
「もったいない」という言葉について
日本人は、もったいないという言葉になじみがありますよね。
「もったいない」という言葉は、環境分野で初のノーベル平和賞を受賞したケニア人女性ワンガリ・マータイさんによって、世界に広まりました。
”もったいない”の意味
「もったいない」という言葉の意味は
“有用なのにそのままにしておりたり、むだにしてしまったりするのが惜しい”
という意味があります。
これは、もったいないとする対象に、もっと敬意を払いましょう、という気持ちが込められていますよね。
整理収納に当てはめたとき
この言葉を整理収納に当てはめると、
モノを捨てるときによく使われる
「まだ使えるのにもったいない」
というフレーズです。
このフレーズは、とても正しいのですが、一方で、モノへの執着が強くなりすぎると、「捨てられない」ということに繋がるのです。
悪い「もったいない」と良い「もったいない」の違い
悪い「もったいない」
現在の日本社会のように、なんでも手軽にワンアクセスで手に入ると、本当に使うかどうかはさておき、とりあえず買っておこう、という発想で安易に買ってしまうことが多いですよね。
とりあえず買っても、しっかり使えば問題はないのですが、使われないまま月日が過ぎてしまった場合、「もったいない」というフレーズがどこからともなく生まれてしまいます。
そして、「いつか」使うかもしれないし、「もったいない」から、取っておく、という流れになり、モノが増えてしまうのです。
良い「もったいない」
一方で、モノにしっかりと使う理由を与えたうえで買ったモノは、大切に、役割が全うされるまで使われますから、使い切った時に、「せっかくだし」「ついでに」こんな風にも使って、手放そう、という発想になります。
私の場合は、こちらの投稿で、「もったいない」が発動しました。
網戸掃除で使ったシートを満足いくまで使い果たしたのです。
モノとの向き合い方を変えると、良い「もったいない」が増えていく
なんでも、簡単に、ワンアクションで購入できる今の時代だからこそ、
良いお値段がしたし、もったいない
使っていないけど、捨てるにはもったいない
こういった場面で「もったいない」を発動するのではなく、
満足いくまで使い果たしたけど、もったいないから、ここまで使わせてもらう
といった、モノに心からの敬意を込めた「もったいない」が日常に増えるといいですよね。
モノへの執着が強くなりがちな方ほど、まずお家の中に本当に必要なモノだけがある状態作りから始めてみませんか。
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