安い国 ニッポン を読んで
これも職場の上司から薦められた本です。読んだ感想を書いていきます。
[まとめ]
日本は海外と比較するとモノやサービスの値段が安い。理由は、物価は上昇しているのに、それに見合った賃金値上げに至っていないから。
賃金が上がらないので、消費者が財布の紐を固くする。企業はモノやサービスの値段を上げられない。売り上げが上がらず、企業は従業員の賃金を上げられない…の負のループに陥っている。
「安い国」のデメリットは何か?
国際競争のあらゆる面で、勝てなくなってしまう。例えば、人材の確保。高い賃金を提示できないと、海外の優秀な人材が集まらず、技術開発などの国際競争で負けることになる。
また、水産資源を経済力のある国が買い占めてしまい、日本は買うことができなくなる。その結果、スーパーや回転寿司などで手頃に購入できた魚介類が、今後は手に入らなくなる可能性がある。
[感想]
安ければよい、という姿勢でいつも買い物をしていましたが、それがデメリットを生むという面を認識しました。
モノやサービスを購入するときは、適正な価格であるか?を再考したいと思います。
また、ネット通販だけでなく、地域密着型のお店も利用したいです。こういったお店、サービスが良くて助かる場合があります。安さを追い求めた結果、経営不振でこういったお店がなくなるのは、自分のためにもならないです。
ちなみに夫と話し合った際には、安さを追い求めるのは、やはり賃金が物価上昇に見合っていないから。賃金値上げになるような政治を、国民として支持した方がよいという考えも生まれました。
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