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コントラクトブリッジに挑戦したいなら、ミニブリッジを覚えようの巻
ブリッジ分かってる人の「わかりやすい」は、初心者には「チンプンカンプン」?
ブリッジの本を探そうとAmazonで検索していると、初級者向けの本がヒットしたのですが、「わかりやすい」というレビューがある中、こんなレビューを書いている人がいました。
「なにが「ゼロから」ですか?
専門用語の羅列でチンプンカンプンです
この本はだめです」
???と思い、買いました。
パラっと読みましたが「この本は確かに初級者向けの本だし分かりやすいけど、このレビュアーには早すぎるんだろうな…」といった内容でした。「専門用語の羅列でチンプンカンプンです」とレビュアーも書いていますが、目次からして専門用語だらけですし。
「はじめに」では「本書はコントラクトブリッジを全く知らない人を対象にした入門書です。」と書かれていますが、どちらかというと、その後に「覚えて間もない方は基本的な事柄や考え方が再確認できるでしょう。」とあるように、「ブリッジ教えてもらったことあるよー」っていう人向けです。
一応、第1章として「ブリッジの遊び方」がありますが、やはり「ある程度ブリッジの基本ルールは分かってる人」がおさらいする程度の内容です。ブリッジのことを何も知らない初心者が第1章の部分だけを読んでも、第2章以降は読み進められないように思いました。
ひとことでは語れないゲームの奥深さこそがブリッジの魅力ではあるんだけど、初心者に教えるのが難しすぎるんですよね…
簡易版ルールの「ミニブリッジ」をはじめよう
自分だったら、この怒っているレビュアーには「まず、ミニブリッジからはじめよう」とアドバイスするでしょう。ミニブリッジはコントラクトブリッジの「オークション」の部分を除いた簡易版ルールのブリッジです。「カードを出してトリックを取る」という基本ルールを覚えるだけでも慣れが必要ですし、専門用語もたくさん出てきます。多分、「ゼロからの〜」の著者が考える「ゼロ地点」は「ミニブリッジは分かってる」地点な気がします。
おすすめの教材は日本コントラクトブリッジ連盟さんが無料で公開している「LET’S PLAY BRIDGE」です。pdfファイルで読むことが出来ます。(↓リンク先からダウンロードできます。)
基本ルールに絞って分かりやすくまとめられているので、まずはこの冊子のルールでゲームを楽しめるようになってから、本格的なコントラクトブリッジにチャレンジすることをおすすめしたいです。
ちなみに「凄トランプ コントラクトブリッジ」という商品に「LET’S PLAY BRIDGE」の冊子が付録されているので、「ブリッジを始めたいけど、そもそもカードを持ってない」という人は購入されてもいいかも知れません。(写真は私物。)冊子の内容はウェブで公開されているものと全く同じです。
もしくは、怒っているレビュアーが買うべきだったのはこちらではなかったかと↓(自分は今更「ミニブリッジ」の本を買うのはためらわれるので、誰かレビューして欲しい…)
本を読むのもいいんだけど…
自分も基本「独学派」なので、専門書を読みたい気持ちは分かるんですが、本当の初学者状態なら「人から教わる」のが一番いいです。ブリッジに限らず、興味を持った話題については、まず専門家の講演会やトークイベント、ワークショップ、カルチャーセンターの講座等々で話を聞いた上で図書館で100冊本借りて勉強すると、身につくスピードが全然違うなーと思っています。(※個人の感想です。)
自分もミニブリッジは他の生徒さんと一緒に先生から教わって覚えましたが、「実際にプレイしたことがある」から、その時の経験を思い出しながら自習できるわけです。
コロナ的にはおすすめしづらいですが、やっぱりトランプ(切り札ではない)はカードを使ってみんなで遊びたいですよねー。家族や同居人がいるような人だったら、ステイホームの暇つぶしにみんなで遊んで欲しいです。
とはいえ、とりあえずミニブリッジがマスターできれば、その後は詰将棋みたいに一人用ブリッジゲームで黙々とスキルをあげるのもアリなので、次は「ぼっちでもブリッジ上手くなりたいんじゃー」という人におすすめのアプリの話も書こうかと。ではー。
サポートはコントラクトブリッジに関する記事執筆のための調査費用、コーヒー代として活用させていただきますー。