ノーコードを使う人材になるために自分軸・会社軸を日々育てていこうという話
ノーコードという言葉がより認知されて、"あ!聞いたことある"と思う人がグッと増えたのは2023年ではないかと感じています。
私は、kintoneのシステム構築(コードを組めないので完全にノーコードで)をしていますが、サイボウズが『ノーコードで業務アプリをつくろう キントーン』というCMを展開したことも大きいように思います。(他にもタクシーCMはノーコード系が多いですね)
柔軟性が高いノーコード
キントーンとか、ノーションの構築をしていると毎回痛感させられることがあります。
柔軟性、、高っ!ということ。
キントーン構築では受発注〜請求周りの案件が多いのですが、受注管理アプリ1つあげても「同じような」アプリを構築したことがありません。
まさに、『あなたの”その”仕事に』とキントーンが公式のサイトに掲げているように。
するとでてくるのが「何を・どこまで・どうやって作るの?」問題。
やりたいこと、を全て作ろうと思えば作れちゃうし詰め込めるんです。しかも、膨大な時間をかけることなく。
しかし、そんなことやったら業務改善もクソもなくなります。キントーンはあくまでもツールなのでキントーンを使って「現状の課題を改善する」ことが必要だから。
するとでてくるのが
「やりたいこと」と「やるべきこと」の間にある大きなギャップ
この「ギャップ」を埋めていくことが1番難しいことだな、と感じます。
だって私たちは「できる」と思うから。そして「やりたい」と思うから。
その気持ちを加速させるかのようにノーコードって大抵のことは「ドラッグ&ドロップ」で作れてしまうから。
最後はヒトに返ってくる
「やるべきこと」をシステム化しても運用を回すのはヒト
そのヒトたちが運用を継続できるのか?はまた別課題です。
もちろん会社であれば「絶対に入力してよ!」とほぼ強制にすることはできますが小〜中規模の場合これが続かないことってあります。
なので実際に入力する「個人単位」に落とし込んだ際に
いかに日頃のクセやフローを理解しているかが重要になってきます。
少し余談、でも大事な余談
私は個人の情報管理をNotionで行っています。(これも、ノーコード)
私はNotion歴が長く、日本語版がでる前から使っていました。Notionって楽しんですよね。色んなヒトが「便利そう」「かわいい」ページを発信しているので…ついつい色々やりたくなってシンプルなことをめちゃめちゃ複雑化させてしまい実はNotion3回ぐらい挫折してるんです。それでも、他のツールでNotionほどしっくりくるものがあまりなくNotionに再びもどった私。
最近、ページの使い方変更を行いました。
前までは
・Projectに関わることはプロジェクトDBへ
・本を読んだり、動画をみたりして溜めておきたい知識は知識溜めDBへ
そんな感じで、書くときに特定のDBを開き情報を書き留めていました。
ここで問題になったのは
「これってどこに書けばいいの?」問題
日々、色んなことを思っているので
書きたい!と思ったときに
「まずどこで書こう?」と考える時間が苦痛になっていました。
まだ”居場所”が決まっていない情報ってあるんですよ。
すると何が起こるかというと瞬時に開けるApple noteや手元にあるノートなどランダムに「今この瞬間に便利なモノ」に頼ってしまうんですよね。
すると、当たり前ですが
情報があっちにも、こっちにもになってしまい。結局その状態が嫌になる。
とりあえずインプットの場所を1つにした
そこで加えた変更というのが
何か書きたい時は「とりあえずここを開いて書く!」と書く場所(開く場所)を1箇所にしました。
そこから、プロジェクト等々のDBに後から紐づける。
書くときに「居場所」がなくても、時間があるときに居場所を作ってあげるという流れをつくることにしました。
Notion上での仕様はあまり変わっていないんですが、自分のクセをやっと理解して変更を加えたわけです。
Notion挫折した時のように「やりたい」を詰め込むのではなく、「自分自身ができる」を軸に改善をしたのです。
これは私、個人単位の話ですが
似たようなことって会社やチームの中でも起こっていますよね。
自分で作るエクセル管理のページが見やすい、管理しやすいから営業が個人単位での管理になって情報共有が社内でできなくなったり。
この方法で運用すれば、このツール/システムを使えばOK!は存在しない
色んな意味で今までは”楽”だったわけです。
ヒトがシステムに合わしていけばよかったし、「んー微妙だな」な部分はヒトが自ら補っていけば成立していたので。
でも、これに限界を感じている企業は多いはず。ですよね。
・今まで私がキントーンで「同じような」システムを作ったことがないように
・私がノーションの入力の流れを変えたように
ノーコードの最大の武器である「柔軟性」があるからこそ正解が存在しないんです。そのため、「自分自身ができることは?」「自分には何が合う?」「自社にはどんな入力の流れが合う?」「自社なら、自分たちならどうすべきか?」この「自分軸」がめちゃくちゃ重要になってくるのです。
そして、その先に見えてくる「自分(自社)のベスト」が作れるのがノーコードの最大の強みであると思います。
自分軸・会社軸を日々育てていこう
ChatGPTがでてきたことによって昨日できなかったようなことが、今日には簡単にできるようになる。それほど、デジタル・AIの流れは早く日々加速しています。
私も追いつくのに必死です。
そんな「変わり続ける」に対応していけるのがノーコード
ノーコードに使われる人材ではなく、ノーコードを使える側の人材になるために一緒に「自分軸」さらに強化していけたらいいなと思います。
私も日々、勉強していきます!