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富山県 平橋でトラスのど真ん中を歩く(国道156号 南砺市)

 桁下を歩けるシリーズが組めるほど持ちネタは多くありませんが、天龍峡大橋に続いて。
 上路トラスの上下弦材の間に歩道があります。検査路ではありません(もちろん検査路の役目も果たします)歩道橋を並行させて設置するケースは多々ありますが、スパンが長い場合にはこのアイディアもありだな、と感心して見ていました。建設当時には設置されていなかったようです。
 国道156号は白川郷から五箇の地域を抜けて富山市内に向かう道路です。平橋はその途中で庄川をまたぐ橋で、赤い色が映えます。

速報から回り込んでの桁下歩道
桁下の歩道

 景色もさることながら、耐震補強にも目が行ってしまいます。
 ただ、この補強は最近のものではなさそうかな、という印象です。

PC鋼棒と思しき桁連結
少しぶっきらぼう(失礼)な隅部の部材

 ふと上流側に目線を移すと、吊り橋の主塔が残っていました、
 この橋ができる前に活躍していたんだろうな、と思いをめぐらしたところです。下流側にある利賀大橋も旧橋の遺構が残っているとCBCテレビの「道との遭遇」でやっていましたね。YouTubeで残っていましたので、ご参考に。

吊り橋の主塔(左岸)
吊り橋の主塔(右岸)

 訪問したのは紅葉の時期の手前だったので、まだ木々は緑色が残っています。
 静かでいい場所ですよ。

 最後に耐震補強関連の写真を追加で2枚ほど。

側径間(トラス側は主構に顎を出した感じの支点となっている鈑桁)
落橋防止構造

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