森林鉄道の橋 名残を少しだけ辿り 北恵那森林鉄道
橋の情報をたどっていくと、森林鉄道の橋のブログなどを拝見することがあります。木材そのものの輸送に使われていたものだと思いますが、個人的にはなじみがなかったので、情報として新鮮でした。
たまたま拝見した映画「男はつらいよ」の第44作では、木曽川を船でさかのぼるシーンで森林鉄道の橋が画面に登場します。
また、ロケ地を探訪されている方のブログにも載っていました。
ということで、道すがら拝見した森林鉄道の名残りの写真を。
まだまだ力強く残っていました。トラス部の縦桁と手前の鈑桁部の桁間隔が違うので、当時のレールはどう配置されていたのか?と思いつつ。
木曽川橋梁を離れ、いささか狭い道を進むと上地鉄橋がありました。緊張感のある林道を進んで、少し視界が開けたと思ったら見えてきた鉄橋です。下部工の石積みもいいですね。ひっそりと残っているけど、存在感がある橋で、当時の状況を彷彿とさせてくれます。
石積みの円形断面の橋脚って、上越線の毛渡沢橋梁の橋脚を思い出しますね。
森林鉄道の歴史を辿るきっかけになる橋はほかにも残っているところがありそうなので楽しみです。
木曽川の上流には鬼淵橋梁があり、以前に訪問しました。こちらも森林鉄道の橋でしたね。
以下、資料メモ
森林鉄道の導入状況と 地域資源としての遺構の活用
http://www.forest-pro.jp/2022-04-18-online-kouennkai..pdf
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