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【 鍼灸 : むくみにお悩みの方へ 】


むくみは女性の悩みの代表的なもののひとつ。
座り仕事もたち仕事も、どちらも仕事終わりには足がむくんで、パンプスを一度脱いだら履けない〜!なんてこと、よくありますよね。
女性は特に男性と比較して筋肉量が少ないので、むくみやすい。
また、血管自体も逆流防止のための弁が男性と比較して少ないのです。
なので、足の構造的にむくみやすい
適度な運動をしていればむくみ知らずでいられますが…
明らかに異常なむくみ方は心臓や腎臓に病気が潜んでいることもありますので、注意が必要です。

さて、多くの女性が悩むむくみ。
これも東洋医学的に考えると、いろいろな原因が考えられます。
まずひとつめに、腎が弱っている場合
腎は、東洋医学でも水分代謝を司る重要な臓腑。
膝や腰が痛かったり、生殖器関係にも問題を抱えているケースも。
どちらかというと、冷えもある人がおおいかも。

それから甘いものの食べ過ぎからくるむくみもあります。
甘いものは(栄養の代謝に関わる部分)を補いますが、食べすぎると湿を呼びます。
脾と胃は表裏の関係でリンクしています。
ですので胃にも影響が出て消化が悪くなり、さらに熱が加わってくるとなかなか厄介な状態になって来ます。
イメージとしては脂肪に近いものになってくるのでしょう。
腎虚のむくみとは異なり、排出するのに若干厄介な湿になっていきます。

どちらの湿にも鍼灸適応ではありますが、さいご(食べ過ぎが呼ぶ湿)の脾胃湿熱のケースでは個人的な意見で運動などを取り入れたダイエットが必要でしょう。
鍼灸は古人の知恵の万能な古典医学ですが、なんでも治せるというわけではありません。
特に贅沢病に関しては、個人の努力も必要です。
よくない習慣を直すのはとっても難しいのはわかりますが、健康に変わるものはありません。
お正月、食べる機会も多く、胃腸の疲れからくるむくみがなかなか取れない方も多いでしょう…
体に溜まった水分がしっかり定着してしまう前に、是非食生活を見直してみてください。


ちょっとスパルタ発言でしたが、もちろん鍼灸もむくみに効果的です。
お客様からも帰りがけに『ブーツにゆとりが…!!』というお声をいただくことも。
治療としては、腰を温め下半身の血流を促しながら、足にある水分代謝につながるツボに刺鍼やお灸をしていきます。
最後に揉みほぐし。
くるときには冷たかった足先も、帰る頃には血流がよくなっていますよ。
頑固なむくみにお悩みの方、是非いちど鍼灸をためしてみてください。

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