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読んだポーカー本の紹介(2018-2024年)

今まで読んだポーカーの本の紹介です(読んだ順番)
記憶飛んでるので定期的に更新していきたい。ポーカー以外のポーカーのための本も読んでるのでそちらは別にまとめたい…。

追記:
 2019-05-26 初回
 2023-01-02 数冊更新
 2023-02-23 1冊追加
 2024-06-01 6冊追加

1.フィル・ゴードンのポーカー攻略法 入門編

初心者向けの本、通称緑本。初心者向けの本はこれしか読んだことないけど、すごい読みやすいし、世界観が面白く翻訳がしっかりしてるんだなと感じた。ポーカーを知らない人にもオススメ。ポーカーのルールやポジション、オッズとアウツの計算くらいはできるようになる。ポーカー運ゲーってのも教えてもらえる。古い本だけど基本的なストラテジは学べるはず。

2.エド・ミラーのポーカースクール ライブゲームで勝つ

旧渋谷バグースの店の人に教えてもらった本(とても感謝)とても良い本で3,4回は読んでる。脱初心者向けのスキルをテーマ別に解説してくれる。基本的にはキャッシュゲームに関しての話が多いけどトーナメントでも使えるスキルは多い。ペイオフしないとかポットコントロールの大切さについての話が好きで、オーバーコールしたときにその章を読み直して反省してます。

3.フィル・ゴードンのポーカー攻略法 実践編

実際にプレイしたハンドを解説している本。緑本の続編、青本。どういうハンドでどういう考え方をしたか分かる本。なぜそのアクションが正しいのかを説明している。時々負けて悪態をついてるところがちょっと面白い。自分の考えと照らし合わせてみるのもまた面白い。実際にポーカーしてるときのTIPSがたまる。フィッシュには怒らせず丁寧に扱ってテーブルから離すなとか、酔い過ぎて判断をミスするなとか、戦術以外にも学ぶことはあった。

4.アグレッシブポーカー トーナメントを制覇しろ

ノーリミットホールデムのトーナメントにおける戦略/戦術が書かれている本。トーナメントの序盤/中盤/終盤の戦略、CSI/CMSの考え方、バブルファクター、パワーナンバー、テーブル外の事なども結構書いてあった。個人的に良かったのはトーナメントオッズやサテライトでの戦略などで、AAが配られたとしても降りないといけないシチュエーションがあるということ、無理なスチールをする必要はないことやロングボール/スモールボール戦略も参考になった。まだ2回くらいしか読んでないのでもう1周くらいは読みたい本。

5.オンラインポーカーで稼ぐ技術(上)

フィルゴードンの青本と同じタイプの本。あんまり読めてない。学ぶことがあんまりないなと思ってすぐ飽きてしまった。

6.テルを見抜け! ライブポーカーの勘所

テルは万能ではないし個人差があるというのを教えてくれる本。アクションを待つときのテル/アクションを行ってる時のテル/アクションが終わった後のテルがあって、同じ仕草でも行うタイミングによっては意味が異なる事を示す。短時間にその人のテルを見極めてエクスプロイトをするのが大事。あとリバーステル(テルを逆手に取って相手を騙す)というのもある。ただし実践で行っても成功したかの判断がつかないので気休めかも。

7.アグレッシブポーカー ──強敵を倒せ

アグレッシブポーカー(トーナメントを制覇しろ)の下位互換本。訳されたのはこちらのほうが後だが原書はこちらが先に出版されてる。KILL EVERYONE(トーナメントを制覇しろ)を読んでいればこっちは読まなくても良さそう、より体型体的に学ぶことが多いハズ。最後のトーナメントシミュレータは少し面白かったけど、ちょっと出来すぎ感がある。序盤や巻末の参考にした本などが乗っており古典らしいので機会あれば読んでみたい。(ドイルブランソンのシステムとか、ダンハリントンのハリントンホールデムとか)

8.Harrington on Hold 'em Expert Strategy for No Limit Tournaments, Vol. 1: Strategic Play

ダン・ハリントンがどのような思考をしてポーカーをしているかを解説している本。めちゃくちゃタイトでかつ堅実なポーカーの考え方が書かれていた。完全に理解できなかったのと途中で少し飽きてしまったので理解度は低い。

9.賭けの考え方

数学的な期待値を追い方や分散に耐えうるバンクロールの考え方、ティルトやバットビートの基本的な考え方が学べる。バットビートが食らうということは良いテーブルであり長期的に考えると期待値がプラスであるというのを冷静に教えてくれる。他の本でもよく追求される内容なので理解している人にとっては少し詰まらないかも。

10.フィル・ゴードンのデジタルポーカー

HUDやトラッカーなどの使い方やエクスプロイトの仕方などを解説してる本と思いきや、気持ちだけ解説されてるだけで青本とあんまり変わらない。何故かオマハの解説もしてる。

11.ザ・メンタルゲーム

全人類が読むべき本の1冊。成長とは何かティルトとは何かを分析し解説している本。ティルトを抑えるためにどうするか、ではなくティルトとどう向き合うか、なぜティルトが起きるのか、ティルトは千差万別で人によって異なりそれを分析するための手助けと自分の成長を手伝ってくれる。本当にいい本。今まで読んだ本の中で一番大事なものが詰まってた。みんな読んで。

12.ポーカーエリートの「公然の秘密」 頻度ベース戦略

エドミラーのPoker's 1%の和書。GTOとかかなかった時代、何故MDFを意識してバランス良くプレイする必要があるかを語ってる本。今はもっといい本(Theory of Pokerとか)があるのでそっちを読むと良いかもだけど、自分でレンジを組む場合どこを削ってどこを増やすかみたいな原始的な考えを学びたい人は良さそう。

13.エド・ミラーのエクスプロイトポーカー プレイヤーをプレイする

プレイヤーをカテゴライズしてエクスプロイトする方法を紹介してる。時代にあってないし、共感できなかったので全体的に微妙な本。もしかしたら日本のアミューズのプレイヤーと乖離してて共感できなかっただけかも。

14.エド・ミラーのハンドリーディング入門

Playing Playerの下位互換感がある。もっといい本たくさんありそうなのにどうして最後に発売したの…?

15.ポーカーで証明した正しい意思決定

正直買って損した本。マリア・コニコヴァの伝記。残念ながら僕が期待したポーカーの話は殆ど出てこない。訳者もポーカー知らないんだろうなというのが透けて見えたのも挫折した理由かも。

16.ハンター・シッチーのポーカー分析

バランスの取れたアクションがいかに強いかを解説してくれる。理論の解説は弱いがPlay Optimal PokerやTheory of Pokerと並行して読むと理解が進むかも。練習問題も入っておりどのようなプレイラインを取るべきかも解説してくれてるいい本。前半のレンジの話は微妙なので飛ばすと良さそう。

17.ポーカーとゲーム理論(Play Optimal Poker)

ポーカーのゲーム理論的側面や本質をしっかり解説してくれる本。とても優しく書かれているので現代ポーカー理論と合わせて読むと理解が進むかも。現代ポーカー理論はちょっと教科書っぽすぎるかも。ハンターシッチーと一緒に読むと実践での応用がわかりやすいかも。下巻もあるけどまだ読めてない…。

18.現代ポーカー理論(Theory of Poker)

良書。ポーカーとゲーム理論と一緒に読むと理解が進む。期待値やエクイティとは何か定義し、そこからゲーム理論的にポーカーをどの様にプレイしていくべきかを解説してくれている本。すべて定義化しておりポーカーを知らない人でも理解しやすいかも、僕としてはとても良い。半分しか読めてないので時間のある時に一気に読みたいが、epubしかないので読みにくいw Kindleでも再販してほしい、普通に買い直すレベル。

19.運と実力の間(あわい)

木原さんの本。木原さんの考え方や背景の一端が見える本。読み物としてはワクワクするし面白い。ポーカー知らない人でも読める。

20.職業プロポーカープレイヤー

じぇいそるさんの本。木原さんとは違った面白さがあってとても良かった。情報がぜんぜんなかった時代、専業たちがどの様に生きてきたかというのが垣間見られて面白かった。あと、とてつもなく赤裸々に書かれていて心配になった。

21.Jeff Hwang - Pot-limit Omaha Poker

PLOの本質やスターティングハンドの考え方を学べる本。フルリングでの立ち回りを想定しているので、6maxとかは他の本を参考にすると良いかも。マルチウェイでナッツを狙いに行くのが大事かが分かる本。2番じゃ駄目なんです。

21.Ken Lo - A Poker Player's Guide to MIXED GAMES

一応12Gamesまで網羅している本。半分はゲームの進行やルールの解説。ナッツ表と簡単な戦略が書かれている。正直このレベルならYoutube見たほうが良いかもだけど、ナッツ表と戦略はそこそこ役に立つ。めっちゃ重いし多分他の本を読んだほうが良い。

22.Middle Limit Holdem Poker

FLHEの本を探してて、わりかし新し目なので読んでみたが、めちゃくちゃタイトでびっくりした。アーリーは良いとしてBTNやブラインドのディフェンス(という概念はなさそう)も狭くてエクスプロイトされそうだなと感じた。特に理由も書かれてないので微妙に感じた。なのでプリフロップの考え方だけ読んで他の本を探した。表紙の説明は面白かった。もうちょっと読んでも良いかも…。

23.Poker Concepts: Limit Holdem Starting Hand Charts and Guidelines

Middle Limit Holdem Pokerよりも細かくレンジを決めており、細かいシチュエーションでレンジを分けていた。インプライドオッズが良い時は広くコールすることや、他のプレイヤーによってプレイラインを変えることを推奨していた。ダニエルの動画以外のLimit Hold'emの情報で一番良いと感じた。

24.The 100 Biggest Mistakes that Poker Players Make

評価もよく面白そうなのでジャケ買いしたが英語力のせいか、内容のせいか、あんまり面白いと感じなかった。最初の2章だけしか読んでないので、もうちょっと読んでみたい。面白い章があれば教えて下さい。

25.ポーカーサテライト戦略

パンローリングの新しい本。サテライトの戦略に特化した本、入賞平均スタックや入賞率などにフォーカスしてどのような戦略を取ればいいかの解説がされている。よくある間違いやサテライトのメリットなども紹介されている。ICMやバブルファクターの本だが詳しくはアグレッシブポーカーのほうがよく書かれている印象だった。ファストアンドスローを勧めていたのも好感が持てた。

26.アグレッシブポーカー ──究極の戦略

Kill Everyoneの後続のRazer Edgeの日本語版です。Kill Everyoneがとても良かったのですがこっちは正直微妙なところでした。均衡解を元にレイズレンジやディフェンスレンジが書かれているのですが、GTOを勉強している人からするとちょっと不思議な感じがすると思います。今であればダラ・オカニーのEndgameを読むのが良いと思います。

27.ポーカートーナメント・ファイナルテーブル戦略

こちらがそのダラ・オカニーのEndgameの日本語訳です。ICMにフォーカスし、バブルファクターによってコールレンジ/プッシュレンジがどう影響するかを解説してる本です。とても丁寧に解説されていた。コールレンジがとても大事でみんな降りすぎていると言うのも印象的。著者の成績が載せてあったが若干盛っている印象はあった。

28.Optimizing Ace King

みんな大好き/大嫌いAKの取扱いに関する本。各ストリートでの考え方や、バランスの取り方、エクイティのテクスチャの話がまとめられていました。斜め読みしかして無いけど、あまり驚くほど新しい発見はなかったです。AK嫌いって人は読むことで少し好きになるかもです。

29.Getting Started With HORSE Poker

ポーカーを始めたての人にもかなりお勧めできる本。エクイティの考え方や必要勝率など基本的なところから、少しTipsな話まで幅広くカバーしている。リミットホールデムの戦略に関しても貴重な本。Stud周りはあんまり内容を覚えていないのでまた読みたい。

30.ザ・メンタルゲーム2

メンタルゲームの後続作、前作は学習モデルや意思決定モデルを体系的に解説していたのに対して、今作はそれらを引き出すための考え方や長期的にポーカープレイヤーとして成功するための方法論だった。モチベーションの保ち方やゴールに沿って歩み寄る方法を解説している。

31.A-Game Poker

まだ全部読めてないけどめちゃくちゃいい本。ポーカーにおける利益とはなにか?にフォーカスされている。英語苦手だけどそこそこ読みやすい。利益を最大化させるための要素はSkill、Edge、Efficiency、Volume、Stakes、Rakeがあり、それらは相互に影響し合う。根本的な利益は他者とのスキルエッジから生み出され、スキルは知識や経験から生み出される。1/4くらいしか読めてないのでもっと読みたい。

積んでいる本

  • Mastering Mixed Game

  • Beyond GTO - Poker Exploits Simplified

  • Mastering Small Stakes Pot-Limit Omaha: How to Crush Modern PLO

  • エクスプロイト戦略

今後読みたい本

  • Mastering Pot-Limit Omaha

  • Secrets of Professional Pot-Limit Omaha

  • Pot Limit Omaha 8 Revealed

  • SCOOP! Big O & PLO8 1-3

その他おすすめの本があれば教えて下さい!!!

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