忘れ物

今朝早く眠りから覚めた。外はまだ暗い。あれこれと頭に考えがよぎる。
ふとChateaubriand(シャトーブリアン)の愛人の名前をををを、思い出せない。え、愕然。呆然、不安が。いろいろな名前が次々と浮かぶ。どれも違う。時間が過ぎる。さらに不安が。「もしかして、頭に何か異変がおきたのか」と。すると突然「Récamier(レカミエ)夫人」という名前が頭に蘇った。そう、彼女だ。いつも、片時も忘れなかった名前なのに。安堵というか良かったという気持ちが同時に。これで眠れるなと。やれやれ、と、え、なんという名前だった?

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