イイネとかコメントとかスキとか

noteという媒体を知らなくてやっと最近知ったのですがこの「真っ白で字だけ」というスタイルをすごく探してたので「おお!」という感じでした。 私がやりたいのはSNSでもなくただ「文字」を書き連ねる「本」だったので(いや、本とは違うかもしれないけどそうとしか思ってない) 本ってその場ではすぐ書き手に返信やコメントはなく、よほど好きな人は「ファンレター」なるお手紙を書いたりしてましたが。便箋と封筒を買いに行き文字を書いて切手を貼ってポストに入れる。この手間ひまかけてまでは流石に私も出来ませんでした。全て「読み逃げ」だけど心の中では太宰治や中原中也に色々語りかけていたのです。出来る行動は「本を買う」それだけ。

「それだけではいかんのか!?」

「あー面白かった」でその辺に本を投げ出してまた気が向いたら手に取って。それではいかんのかなあ。コメントとかイイネワルイネはその書き手の1ページに何かを加えてしまうことにならないのかな。ピカソやルノワールの絵に「イイネ!」って書いたらやっぱ良くないんじゃないかなあ。「何かを書くこと」と「演奏する事」が生きてる中で正気を保つ唯一の健康法の私にはこの「真っ白」がとてもありがたい。人生だってそうだよね。真っ白な中に自分の足跡を描いててそこに「イイネ」のハンコはいらない気がします。(書きながらここを否定してることにいま気がつく)

そして本当に「素晴らしい」と思ったものは自分の人生に取り入れたり心の中で「ブラボー!」と言ってあげたり。最大の賛辞を送ってそしてその人のことを好きになってあげたら良いのではないかと思います。それはきっとその人に届くと思うし賛辞を送った人はその人のことを忘れない。

そんな場所がもっとあっても良いと思います。


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