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発達障害児の父です。ネットやYoutubeの情報は玉石混交であるため,信頼できそうな情報をまとめていきます。

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発達障害学会2021に参加してみた。 特別講演「発達障害の人たちを支える地域体制づくり」本田秀夫(信州大学)

特別講演 「発達障害の人たちを支える地域体制づくり-Think globally, act locally-」 本田 秀夫(信州大学医学部子どものこころの発達医学教室教授) 発達障害の状況 ・医療の診断基準では,知的障害と発達障害をわけているが,この発表ではまとめて発達障害とする。これはDSM-5 神経発達症群にあたる。 ・自閉スペクトラム症の累積発生率の年次推移をみると,5才時点での累積発生率は2.75%。これは毎年増加する傾向。また,小学校入学後も増え続けるため,最終

    • 発達障害学会2021に参加してみた。 学会企画シンポジウム「地域の発達障害支援における多職種連携シリーズ第4弾:多職種連携支援の観点から今後の成育医療の役割を問う」

      講演情報 第56回 発達障害学会 2021/10/31   学会企画シンポジウム 「地域の発達障害支援における多職種連携シリーズ第4弾:多職種連携支援の観点から今後の成育医療の役割を問う」 企画者・司会者:  神尾 陽子(お茶の水女子大学、発達障害クリニック) 話題提供者:         小林 潤一郎(明治学院大学)                                奥野 正景(三国丘病院、三国丘こころのクリニック)                    

      • 発達障害学会2021に参加してみた。 実行委員会企画シンポジウム③「発達特性を持つ児童の就職、就労」

        講演情報 実行委員会企画シンポジウム③ 「発達特性を持つ児童の就職、就労」 コーディネーター 吉田   巌(医療法人敬愛会 玉里病院) シンポジスト           森山 千恵(保護者)                                  向井 扶美(社会福祉法人三環舎 理事長)                                  白鳥 浄子(鹿児島県児童養護協議会研修局長)                                  

        • 発達障害学会2021に参加してみた。 特別講演「発達障がい支援をメンタルへルスの枠組みで捉え直す」神尾陽子(お茶の水女子大学)

          講演情報 第56回 発達障害学会 オンデマンド 特別講演 「発達障がい支援をメンタルへルスの枠組みで捉え直す」 神尾 陽子(お茶の水女子大学人間発達教育科学研究所客員教授・発達障害クリニック院長) ・先生は児童精神科医 ・発達障害の支援は,医療/保健/福祉/教育と多岐に渡る。しかし,それぞれの伝統的やり方があり,連携の難しさになっている。 たとえば医療では症状を軽くすることを考えるが,発達障害は根治せず,症状は一生変わらないことが多い。効果がわからない治療を試みることは,

        発達障害学会2021に参加してみた。 特別講演「発達障害の人たちを支える地域体制づくり」本田秀夫(信州大学)

        • 発達障害学会2021に参加してみた。 学会企画シンポジウム「地域の発達障害支援における多職種連携シリーズ第4弾:多職種連携支援の観点から今後の成育医療の役割を問う」

        • 発達障害学会2021に参加してみた。 実行委員会企画シンポジウム③「発達特性を持つ児童の就職、就労」

        • 発達障害学会2021に参加してみた。 特別講演「発達障がい支援をメンタルへルスの枠組みで捉え直す」神尾陽子(お茶の水女子大学)

        マガジン

        • 発達障害学会2021に参加してみた。
          7本

        記事

          発達障害学会2021に参加してみた。 実行委員会企画シンポジウム②「持続可能な療育システムと支援体制構築:既存の資源・機関の機能化からのアプローチ」

          第56回 発達障害学会 2021/10/31  実行委員会企画シンポジウム② 「持続可能な療育システムと支援体制構築:既存の資源・機関の機能化からのアプローチ」 企画者:               肥後 祥治(鹿児島大学教育学部) シンポジスト:    福元 康弘(姶良市教育委員会)                               塚本 亜希(熊本市教育委員会)                               城門 千代(熊本市子ども発達支援センター

          発達障害学会2021に参加してみた。 実行委員会企画シンポジウム②「持続可能な療育システムと支援体制構築:既存の資源・機関の機能化からのアプローチ」

          発達障害学会2021に参加してみた。 実行委員長講演 「生活している地域で発達障がい児者の支援をするために~気づきから支援のネットワークへ~」

          実行委員長講演 「生活している地域で発達障がい児者の支援をするために~気づきから支援のネットワークへ~」 外岡 資朗(鹿児島県こども総合療育センター 所長) 背景 ・発達障害学会の鹿児島での開催は初めてである。 ・H22年度までは「児童総合相談センター」として,中央児童相談所と療育指導部が合わさっていた。これらを発展的に分割し,「中央相談所」と「こども総合療育センター」になった。これにより,こども総合療育センターには,診療部(診断や投薬として保険診療機能)と発達障害者支援

          発達障害学会2021に参加してみた。 実行委員長講演 「生活している地域で発達障がい児者の支援をするために~気づきから支援のネットワークへ~」

          発達障害学会2021に参加してみた。 実行委員会企画シンポジウム1 「サポートが必要な子どもが身近な地域で成長するためのつなぎとマッチング」

          講演の情報 第56回 発達障害学会 2021/10/30   実行委員会企画シンポジウム① 「サポートが必要な子どもが身近な地域で成長するためのつなぎとマッチング」 コーディネーター       水流(つる) 純大(社会福祉法人 落穂会)                                     外岡 資朗(鹿児島県こども総合療育センター)                                     山田 友美(鹿児島市中央保健センター 保健師)

          発達障害学会2021に参加してみた。 実行委員会企画シンポジウム1 「サポートが必要な子どもが身近な地域で成長するためのつなぎとマッチング」

          要約:「子どもたちはネットやゲームの世界で何をしているんだろう」岐阜県大湫病院 関正樹先生 2019/12/14

          「子どもたちはネットやゲームの世界で何をしているんだろう」 講師:関正樹先生(児童精神科医、岐阜県大湫病院) 2019年12月14日 「2019年度第2回子どものこころ診療部セミナー」における講演 要約3:54   中学生のSNS利用 8割が,すでにLINEやTwitterなどのSNSを利用している。 利用目的は,友達との連絡,事務連絡,である。新しい友達を探したり,暇つぶしを目的に使用する子どもは,ネット依存になりやすい傾向がある。 5:52    発達障害児のSNS利

          要約:「子どもたちはネットやゲームの世界で何をしているんだろう」岐阜県大湫病院 関正樹先生 2019/12/14

          発達障害学会2021に参加してみた。 自主企画シンポジウム⑧「小学校における読み書き困難の早期予防的支援―教育現場における取り組みの実際と課題―」

          講演情報 第56回 発達障害学会 2021/10/31  自主企画シンポジウム⑧ 「小学校における読み書き困難の早期予防的支援―教育現場における取り組みの実際と課題―」 企画者・司会者:   雲井 未歓(鹿児島大学教育学部) 話題提供者:          中 知華穂(NPO 法人ぴゅあ・さぽーと)                                 古里 恵(PARC にしのみや)                                 塚田 睦実(

          発達障害学会2021に参加してみた。 自主企画シンポジウム⑧「小学校における読み書き困難の早期予防的支援―教育現場における取り組みの実際と課題―」

          要約:「読み書きの苦手に合わせた教材とは?(基礎編&応用編)」松江市立意東小学校 井上賞子先生

          読み書きの苦手に合わせた教材とは? ~基礎編~ ・井上先生は通常級から通級指導教室に移り,困難をかかえる子どもに適した教材がないことを実感。教材の開発に力をそそいでいる。 ・困難のある子はセルモニタリングができない。他人が叱られたことはよく見ているが,自分が叱られている理由は理解できていない。本人にとっては理由もなく自分が叱られている感覚をもつ。その結果,自分はどうせできないので,怠け者扱いされた方がよい,あるいは不登校となる。 ・困難の背景に目をむける。漢字が覚えられ

          要約:「読み書きの苦手に合わせた教材とは?(基礎編&応用編)」松江市立意東小学校 井上賞子先生

          要約:「学習障害に関する啓発と対応の必要性」信州大学教育学部 高橋知音先生 2017/5/13

          要約1:41   学習障害 ASD/ADHDの問題があると,読字/書字の困難に保護者および教師が気付きにくくなる。 読字/書字障害は英語圏では多い。発達障害のある大学生は約10%。その中で60.8%が読字/書字障害が併存している。日本では少ないと言われていた。しかし,日本でも報告が増えている。小中学生の発達障害児で45.3%は読字/書字障害が併存。 ADHDは製薬会社による啓発がなされる。学習障害は啓発するインセンティブをもつアクターがいない。 10:49  読字書字の困難

          要約:「学習障害に関する啓発と対応の必要性」信州大学教育学部 高橋知音先生 2017/5/13

          発達障害学会2021に参加してみた。 自主企画シンポジウム⑦「公認心理師による教育分野におけるエビデンスに基づく発達支援」

          講演の情報 第56回 発達障害学会 2021/10/31  自主企画シンポジウム⑦ 「公認心理師による教育分野におけるエビデンスに基づく発達支援」 企画者:          大石 幸二(立教大学 / 公認心理師の会) 話題提供者:   小関 俊祐(桜美林大学 / 公認心理師の会)                          戸ヶ崎 泰子(宮崎大学 / 公認心理師の会)                          佐々木 恵(北陸先端科学技術大学院大学 /

          発達障害学会2021に参加してみた。 自主企画シンポジウム⑦「公認心理師による教育分野におけるエビデンスに基づく発達支援」

          要約:「ADHDの支援・治療」信州大学医学部附属病院 本田秀夫先生 2015/11/4

          「ADHDの支援・治療」 講師:本田秀夫先生(信州大学医学部附属病院子どものこころ診療部) 2015年11月14日  「子どものこころ診療部セミナー」の後半部分 要約3:05   個体と環境の関係 環境によっては,ADHDは個性であり障害となる。例えば精密さを要求され,ミスが許されない仕事にADHDの人がつく場合,仕事を変えた方がよい。 4:47   環境調整 社会不適応とは,環境と個体のミスマッチな状態。これを解決するには,環境を変えるか,個体を変える(薬物療法)かしか

          要約:「ADHDの支援・治療」信州大学医学部附属病院 本田秀夫先生 2015/11/4