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発達障害学会2021に参加してみた。 特別講演「発達障がい支援をメンタルへルスの枠組みで捉え直す」神尾陽子(お茶の水女子大学)
講演情報 第56回 発達障害学会 オンデマンド 特別講演 「発達障がい支援をメンタルへルスの枠組みで捉え直す」 神尾 陽子(お茶の水女子大学人間発達教育科学研究所客員教授・発達障害クリニック院長) ・先生は児童精神科医 ・発達障害の支援は,医療/保健/福祉/教育と多岐に渡る。しかし,それぞれの伝統的やり方があり,連携の難しさになっている。 たとえば医療では症状を軽くすることを考えるが,発達障害は根治せず,症状は一生変わらないことが多い。効果がわからない治療を試みることは,
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発達障害学会2021に参加してみた。 実行委員長講演 「生活している地域で発達障がい児者の支援をするために~気づきから支援のネットワークへ~」
実行委員長講演 「生活している地域で発達障がい児者の支援をするために~気づきから支援のネットワークへ~」 外岡 資朗(鹿児島県こども総合療育センター 所長) 背景 ・発達障害学会の鹿児島での開催は初めてである。 ・H22年度までは「児童総合相談センター」として,中央児童相談所と療育指導部が合わさっていた。これらを発展的に分割し,「中央相談所」と「こども総合療育センター」になった。これにより,こども総合療育センターには,診療部(診断や投薬として保険診療機能)と発達障害者支援