スキルも経験もない主婦が、海外でライターになるまでの道①
先日、僭越ながらなでしこというインスタメディアのインタビューを受ける機会をいただいた。
なでしこのインスタを見ているとこんなにも世界で活躍する女性がいるのかということに驚く。
アメリカ、イギリスなどの欧米をはじめ、中東やインドで働く人もいれば、南アフリカでサファリガイドとして働く人もいる。
きっと彼女たちは、並々の努力と自分の芯を持って海外に渡ったに違いない。
だって日本で働くという選択をせず、あえて海外で、母国語ではない国で暮らすことを決めたのだ。
暮らすことだけで慣れないのに、それを居住してまでやり通す強さと決断力は、本当にかっこいいと思う。
きっと単純に「その国が好きだから」という理由ももちろんあるのだろうけど、その柔軟力というか、しなやかさも、誰にでもあるものではない。
私は幸運なことに、夫の海外駐在に帯同して今イギリスに住んでいる。
国際文化を学んでいた私にとっていつか海外に暮らしてみたいという想いは漠然とあったので、ある意味でその夢は叶った。
そこに、自分の意思はなかったけれども。
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「海外に暮らす」、そう聞くとうらやましいとか楽しそうと思う人が多数ではないだろうか。
海外にいけばもっと自由に暮らせるに違いない、海外に行けば旅行も気軽に行けるだろう、などなど。If(もしも〜)のオンパレードだ。
実際私も胸膨らませてやってきたうちのひとり。
だけど実際に待っていたのは、ただの生活で、思った通りじゃないことや日本が恋しくなったことが何度もある。
”暮らし”っていうのは、どこにいてもさして変わらないのだ。特に小さな子供がいればそうだろう。
自分の居場所探し
海外赴任を機に、仕事をやめた。私の周りのほとんどの人たちも仕事をやめて夫の帯同について行っている。
仕事を辞めたことで、いきなりぽいっとひとり無所属になった。
子供もいるし家庭もあるから気にならないだろうと思っていたけど、いざそうなるとどこにも所属していない私は、社会から必要とされていない気がして、子供が昼寝についたときなど、ふとなにをすればいいんだろうと、いつも心が落ち着かなかった。
英語を勉強する日もあれば、Netflixでドラマをみて過ごすこともあった。
しかしなにをするにも、思考と意識ががばらばらのままなにも身につくことはなく無情に1日は過ぎた。
また自分の収入がなくなったこともなにかと不自由だった。
夫は「気にしなくていい」といってくれるけど、やっぱりなんとなく気にしてしまってショッピングや遊びに行くことも気が憚られた。
断りをいれて、欲しいものを買わなきゃいけないなんてやっぱりいやだ。
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思い描いていた海外生活、なにか違う。確実になにかが違う。
私がしたい海外ぐらしは、こんな息苦しいものではないのだ。
そんな葛藤から私の駐妻生活の1年目はスタートした。
このマガジンでは、スキルも経験もなかった私が海外でライターになるまでの道を心情と共に書いていこうと思う。
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簡単な自己紹介はこちら
続く
追記
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