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ショートショート、短編小説 創作集

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メンバーによるとってもステキな作品集をまとめてみました。 不思議な体験談、短編小説、ショートショート、イラストに物語つけてみた! などなど、盛りだくさんです。 ぜひご一読ください。
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#不思議な体験

文芸社×TOKYO FMのラジオドラマ賞を受賞作「こまちねず」をラジオドラマ化!

10代から20代に変わる頃の混濁した「あの感じ」をどうぞ(全文掲載) こまちねず 「東京に降る雪はどんなかね」 あれから3年が経ったが、 東京にはまだ雪が降らない。 このままずっと 東京には雪が降らないんじゃないかと思っていた。 雪が降らなければ、 僕は美浜に連絡する用が無い。 美浜も同じだ。 ニュースで東京に大雪が降ったと知れば、 きっと連絡してきてくれるだろう。 今日も僕の隣には知らない女の子が裸で寝ている。 僕の布団は裸で寝られるほど、温かいのに、 外は随分

【これは運命?】学校の給水塔から聞こえる声に恋をした。

これはもう何年も前なんだけど、 俺が体験した不思議な出来事の話だ。 当時俺は入学したばかりの高校に馴染めずにいた。 学校とか人生とか なんかつまんねーなぁ って、退屈とヒマを持て余してたんだ。 クラスの連中とも馴染めないっていうか 陽キャも陰キャもそろって面倒くさいなって。 それでどっか一人になれる場所ないかって探して 屋上はどうかって思ったわけ。 屋上は鍵がかかってて入れないようになってるんだけど、 ネットでピッキングのやり方調べて試してみたら、 案外すんなり

【不思議な体験談】不登校の僕に、死んだはずの人物から届くパラパラ漫画

小学生のとき、授業中によくパラパラ漫画書いてました。 教科書は200ページくらいですから、なかなかの超大作を何本も。 とはいっても下手なせいで、描く場所が微妙に違ったりして うまくいかないんですよね。 クラスでパラパラ漫画うまい人とかいて。 キレイに動くだけじゃなく、 ちょっと笑えたり ちょっと感動したり そんなパラパラ漫画描けるのが羨ましかった という記憶があります。 今回はそんなパラパラ漫画が登場する、ちょっと不思議な体験談です。 〈完成版の動画〉 〈本文〉

【不思議な体験談】死者婚礼「冥婚」を描いた絵馬が導く運命

年度末でバタバタしてまして、久しぶりの投稿になってしまいました😅 YouTubeの方では新しく「不思議な体験談」をまとめた動画が配信開始しましたので、紹介いたします! 〈あらすじ〉 彼女と別れてから奇妙な「そらみみ」が聞こえるようになる。 「そらみみ」に導かれた先には死者婚礼「冥婚」を描いた絵馬だった。 彼女と「そらみみ」の関連性とは……!? 〈完成版の動画〉 〈本文〉これは3年前、自分が体験した不思議な出来事です。 当時は大好きな彼女と別れたばかりで何をするにも気

【不思議な体験談】カラオケの部屋がパラレルワールドに繋がっていた話

パラレルワールドの入口って意外と身近なところにあって、 いつどこで隣り合わせの世界へ迷い込んでしまうかわからない。 実際、今いるこの世界が生まれ育った世界とは別の世界で、 いつの間にかパラレルワールドで生活していた。 なんてことだってあるかもしれない。 と、まあこういう類の話って昔からありますよね。 有名なところなら「胡蝶の夢」とか。 今回は、そんなパラレルワールドに迷い込んでしまった ちょっと不思議な体験談です。 〈完成版の動画〉 〈本文〉気のせいかもしれないんだ

未来の自分? どこか見覚えのある人の助言で家族の危機を回避した話

この話、怖くはないので安心して聞いてください。 私が幼稚園生の時の出来事です。 三面鏡のあるお家の子だったらやったことがあると思うんですけど、 三面鏡の左右の鏡をいい感じの角度にすると、 無限に鏡の世界が続いていく「あれ」が大好きだったんですよ。 だいたい、お留守番の時のお楽しみが「あれ」で何時間でも鏡の前に座って どこまでも続く鏡の世界を眺めては、どこかに違う人がいたりしないかと本気で探していたんです。 すっかり日が暮れて、薄暗い中、電気もつけずに鏡を見続けていた

【不思議な体験】夢に出てきた場所に行ってみたら、運命の出会いをした

「正夢」って見たことありますか? 私の友達は夢の中で彼女に「妊娠した」と告げられたそうです。 翌日、彼女にその話をしたところ、彼女は少し言いよどんでから言ったそうです。 「実は私……妊娠したんだけど……」 友達は妊娠したという事実もそうですが、 なにより夢が現実になったことに驚いたそうです。 私にも似たような経験があります。 ある日夢の中でピーター・フォーク演じるコロンボが出てきました。 殺害現場に現れたコロンボは、混乱する警官たちを後目に ものの5分で事件を解決

セミ嫌いを克服したウソみたいな本当の話

セミの鳴き声を聞くと、15年前に死んだおじいちゃんを思い出します。 お母さんが子どもの頃はきびしかったそうですが、 私にとってはとにかく陽気でやさしいおじいちゃんでした。 おじいちゃんと私は誕生日が同じで、毎年夏になると一緒に祝ってもらったのをよく覚えています。 私もおじいちゃんもすいかとアイスが大好物で、遊びに行くと好きなだけ食べさせてくれました。そのおかげで何度もお腹を壊したことも今となればなつかしい思い出です。 そんな大好きなおじいちゃんですが、おてんばで虫

【時をこえた!?】ひいばあちゃんと過ごした熱く甘い夏

それは小学3年の夏だった。 千葉に親戚の家があり、いとこ姉妹の家族とおばあちゃん、それにひいおばあちゃんが住んでいて、毎年夏休みになると遊びに行っていた。 私は一人っ子だったので、いとこたちと遊んだり、大勢で食事をするのが嬉しかった。 だけど、ひいおばあちゃん=しげ乃ばあちゃんだけは離れに住んでいて、おばさんが食事を届けていた。 「なんでしげ乃ばあちゃんだけ別なの?」 和やかだった食事は、私の一言で張り詰めた空気に変わった。 「しげ乃ばあちゃんは、ほとんど寝たきりな