論85.声で自由な表現をめざすために~ラップ、即興、アレンジ、フェイクのためのトレーニング(6763字)
〇日本語ラップの可能性
1980年代は、日本語ラップが始められてきましたが、ヒップホップの創世記です。
ヒップホップは、言葉で動かしていくので、メロディの制約から自由になるということでは、その両立に苦しんできた日本人のポピュラーの歌唱には、特に洋楽風のメロディに日本語をつける人たちには、福音だったと思われます。
やたらと高い声を出したり、シャウトしたりしなくてもよいので、そういうのが、苦手な日本人にも。ストレートに歌詞が織り込めるからです。
日本人には、話す声である話