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パターンからの脱却。それに必要なものは?

習慣となっている行動が、実は心身にとって一番影響力がある。
そんなことを最近よく考えます。

私自身や家族などの習慣化している行動を探ってみると、思考の癖や、行動の癖が浮かび上がります。

これらは私たちのユニークな個性を形作るものであって、時に苦しみの原因になったりもして。

この「習慣」が与える心身の健康という点で、

トリートメントや、アーユルヴェーダのカウンセリングでは特に、慎重にみていきます。

一度習慣になったものは、本人が一番気が付きづらくて、人によっては変化を起こすことがとても難しいものだから。

体や心が本調子ではないと気が付きながらも、できることならその原因は「自分の慣れ親しんだアレやソレではあって欲しくない。」
そんなふうに、

習慣には、ある種の中毒性があります。

アーユルヴェーダの生活法や食事法のアドヴァイスでは、こういった中毒化している習慣へのアプローチが不可欠で、
これは私がいくらお伝えたとしても、実際にはクライアント本人の意識が変化し、積極的に行動を起こすこと。
「それでしか達成できない」からこそ、習慣を見直す時は、勇気が試される。

自分自身や家族、また、クライアントと向き合う中で、「分かっちゃいるけど、やめられない。」人間のそんな愛おしさを垣間みると、

慣れ親しんだものに別れを告げる寂しさのような感覚が自分を引っ張ったとしても、

“新しい習慣を作る勇気や、新しい自分に出会う好奇心、そしてその変化を達成する自分を100%信頼すること。”

この体験を経て、習慣から生まれた感情や身体的なアンバランスは整う方向にシフトしていくんだと感じています。

パターンの脱却で、未体験のベストな自分に出会えるのかも。
そんなふうに思うと、そのプロセスになんだかワクワクしてきます。



Photo by Holly Mandarich on Unsplash

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