「論語と算盤」
大河の主人公、渋沢栄一が書いた本です。
論語というのは、「人としてどのように生きるのか」ということをテーマにした孔子の教えが書かれた本です。
渋沢栄一は、日本に資本主義を取り入れたとされる実業家です。
論語とソロバンは一見かけ離れたことのように思われます。
しかし、富というのは、道徳的な基盤がないと続かないといった観点から、道徳も経済も両立させることが大事というようなことが書かれています。
また、明治に活躍した大久保利通、西郷隆盛とのエピソードも当時実際会った人の感想が垣間見えて面白かったです。
「むやみやたらに詰め込む知識教育でよしとしているから、似たりよったりの人材ばかり生まれるようになった。」
明治のころからずっと同じ問題があるんですね。
それを変えるために私は何をすべきか?
それを問われているような気がしました。
私は、現代語訳版の方が最初に読む人にはわかりやすいのではないかと思いましたので、これから起業を考えている人は一度読んでみてください。
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