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THE BATMAN-ザ・バットマン-

こんにちは、詩片です。今日はバットマンについて少し話そうかと思います。では


「ザ・バットマン」の制作が発表されてから数年間、公開を待ち遠しく生きてきましたね。生きている中で世に出るまでの数年間をここまで待ち望んでいたのは、月姫リメイクとサクラノ刻(こちらはまだ未発売ですが)くらいですし、どちらもビジュアルノベルという別の畑の話なんで映画という区分で考えればここまで待ち望んでいた作品は初かもしれない。
バットマンといえばノーラン監督のダークナイトトリロジーが一番有名ですよね、そんなことないよって方はその考えを大切にしてください。なんだかんだで僕も「ダークナイト」だけは結構好きで5回くらいは観てるかもしれない、ビギンズは必要な話だけど繰り返し観るものではないしライジングはラストが結構爽やかなんで誤魔化されそうになるけど本編が長すぎる。

最初はDCEU出演のベン・アフレック演じるバットマンの単独作でヴィランを映像化としては初のデスストロークにするって話が出てたと思うんですけど、なんか「ジャスティスリーグ」の評価がアレだったのでDCEUとは切り離した世界観でバットマンの単独作を出すって方向にシフトしたって聞いた時はガッカリしました。ベン・アフレックは好きな俳優ですし(「ゴーン・ガール」は良い映画です)、デスストローク自体はBvSでチラ見せしてくれてましたからね、残念。
そんな中で新生バットマンをハリポタのセドリックの俳優が演じるということで気になり、「TENET」で確かな存在感を見せつけたロバート・パティンソンが演じるバットマンとはどのようなものになるのか、少しずつ期待が高まっていきましたね・


本編

「ザ・バットマン」という映画、ただひたすらに陰鬱。それはロバート・パティンソン演じるブルース・ウェインが暗いのもありますが、ゴッサムシティにずっと雨が降りしきっててイメージカラーが灰色なんですよね。バットマンの登場シーンのセリフの「俺は…復讐だ」とかいうギャグではとうてい誤魔化せないほどに劇中の雰囲気が暗いので、この時点でギブアップ気味な人もいたかもしれない。
そんなゴッサムシティで暗躍するリドラーは、今回のような原作テイスト強めの探偵風味バットマンと相対するには最高のヴィランと言えたでしょう。
劇中では未だに未完成と言えるリドラーでしたが、後日に公開されたジョーカーとの対談を経て次にバットマンと対決する際にはより魅力的なヴィランへと変貌を遂げているかもしれません。
さて本作は3時間近くに及ぶ長時間映画でしたが、僕は間延びしてるとは思いませんでしたし、大満足でした。リドラーが顔を晒してからの株の下がりようやキャットウーマンがマスクをしなかったりちょっと気に食わない点もありましたが、所詮それは個人的な感覚として処理出来る程度の問題かなと自己暗示。
ベン・アフレックが長年のヴィランとの戦いで様々な喪失を経験した熟練バットマンを演じたのに対し、ロバート・パティンソンはなぜ自身がバットマンになるのか理由すら分かってないようなヒヨコバットマン、両者は対照的ですし、今後の展望を思えばロバート・パティンソンが演じたようなバットマンによるスタートが一番賢い選択だったと思います。
余談ですが「ジャスティスリーグ スナイダーカット」のマーシャン・マンハンターと会話するときのベン・アフレックの表情を見て彼をもうバットマンから解放してあげてもいいかもしれないと思いました、それだけです。
それでは本日はここら辺で、バイバイマン。

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