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借りぐらし

"自分の身体は内側から観察できる唯一の人間である"

最近よく聞いているpodcast番組”VOGUEJAPAN 西加奈子の12冊の処方箋#9「周囲から浮くことが怖くて、“自分の好き”を大事にできていないなら」”

内で視聴者への解答のひとつで西さんが取り上げられた、作家村田紗耶香さんの言葉。

この言葉を巻き戻してはなんども繰り返して聞いた。私自身も1観察対象としてとらえた時の面白味、そこには自分らしさを見出す大きなヒントがある。

本当の好きや本音は私の中にある。私にとってのそれは何か。

雑貨か、暮らしか、執筆か。

他人の目を抜きにしたなら、執筆かもしれない。小学校の頃、小説をかくという授業の中で400字詰め原稿用紙いっぱいに何枚も何枚も(まるでわんこそばをお代わりするような勢いで)文字を書き続けたあの感覚が今でも忘れられない。あの時、あの瞬間の私は、他人の目など1ミリも気にしていなかった。

私は、誰がなんといようと自分の書く文章が好きなんだと思う。決して完璧ではないし、誤字脱字に国語勉強不足な部分もざらにある。だけど、このnoteやほぼ日手帳に綴ってきた些細なことばたち、すべてに愛を持っている。

この”借り物”の私の身体を使って、私の”たましい”が喜ぶこといくつできるだろう。一つでもいい、から、本当に喜ぶことをしてあげたい。

いつか、この文字つづりが形となりますように。いや、形にしたい。形にします。私が私を追求した先に誰かがいると思うので。

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