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Nikon Z 50撮影記:雲の表現

さて、今回は前々回の続き。
2024年8月25日「迎」の時。

雲の表現がテーマ。

スカッと抜ける青空と雲のコントラストも素敵ですが、少々影のある雲も艶があってよろしいかと。


Nikon Z 50+NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR+K&F Black Diffusion 1/4
RAW撮影 Adobe Lightroom Classicで調整

頭上に迫り来る雲。
密度の違いが生み出す光と影の模様。
高圧線が単調さを遮る。

重そうな雲近っ。
とカメラを向けて一枚。
高圧線が入らないと、凡庸な絵になってしまったと思う。


Nikon Z 50+NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR+K&F Black Diffusion 1/4
RAW撮影 Adobe Lightroom Classicで調整

迫り来る雲の正体。
厚く細長く。

斜陽が雲に陰影を与え、元来持ち合わせていた躍動感に弾みをつける。


目指したのは、白飛びを抑えつつ透明感を出しながらも、雲の凹凸を消さない。そして、できるだけ陸地の暗さを残した調整。

やや曲がっているが、ここは敢えて修正しない。
その方が、雲の勢いが感じられる気がして。

ただ、どうせ曲がっているなら、もっと曲がって撮っても良かったかも知れない。
斜め具合が中途半端なようにも感じる。


Nikon Z 50+NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR+K&F Black Diffusion 1/4
RAW撮影 Adobe Lightroom Classicで調整

一本道を進むかのように列をなしている。
雲の道。

こちらも、白飛びを抑えつつ雲の透け感を目指した調整。
撮影位置に対して雲の進む角度が良かったので、ここは真っ直ぐな陸地を意識。

3枚ともカラーグレーディングで、シャドウに青系、中間に黄色系を少々加味。

青みのある影で、スッキリとした重さの雲。
光に黄色味を出して、傾きはじめの陽射しに照らされている感を演出。

したつもり。


これで8月のストック分はおしまい。

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