Nikon Z 50撮影記:雲の表現
さて、今回は前々回の続き。
2024年8月25日「迎」の時。
雲の表現がテーマ。
スカッと抜ける青空と雲のコントラストも素敵ですが、少々影のある雲も艶があってよろしいかと。
頭上に迫り来る雲。
密度の違いが生み出す光と影の模様。
高圧線が単調さを遮る。
重そうな雲近っ。
とカメラを向けて一枚。
高圧線が入らないと、凡庸な絵になってしまったと思う。
迫り来る雲の正体。
厚く細長く。
斜陽が雲に陰影を与え、元来持ち合わせていた躍動感に弾みをつける。
目指したのは、白飛びを抑えつつ透明感を出しながらも、雲の凹凸を消さない。そして、できるだけ陸地の暗さを残した調整。
やや曲がっているが、ここは敢えて修正しない。
その方が、雲の勢いが感じられる気がして。
ただ、どうせ曲がっているなら、もっと曲がって撮っても良かったかも知れない。
斜め具合が中途半端なようにも感じる。
一本道を進むかのように列をなしている。
雲の道。
こちらも、白飛びを抑えつつ雲の透け感を目指した調整。
撮影位置に対して雲の進む角度が良かったので、ここは真っ直ぐな陸地を意識。
3枚ともカラーグレーディングで、シャドウに青系、中間に黄色系を少々加味。
青みのある影で、スッキリとした重さの雲。
光に黄色味を出して、傾きはじめの陽射しに照らされている感を演出。
したつもり。
これで8月のストック分はおしまい。