雨天の有形文化財に向き合うNikon Z 50
茨城県桜川市にある富谷観音 小山寺。
国指定重要文化財の三重塔があります。
他にも県指定有形文化財の仁王門などもあります。
ここのところ、近場での撮影が多かったので、少しは移動してみようかと。
折角なので片道1時間くらいで歴史ある場所を選択した次第です。
出かける前から雨なのは承知の上。
今回は次回に向けた調査という名目で撮影。
仁王門の天井(で呼び方いいのかな?)。
現在はいたるところに様々な色や光があってキラキラしていますが、当時の世の中はどんな色だったのでしょうか。
電飾もなく道も整備されてないわけですし、こんな色をした建造物を目の前にしてどのような気持ちだったのかが気になります。
逆にこういうのが周りに溢れていたのでしょうか。
なぜこういった彫刻のデザインになったのでしょうか。
宗教的な図柄だとは思いますが、にしても誰がどう考えだしたのか。
当時のお手本的なものがあったのでしょうが、お手本の素を生み出した人の想像力は計り知れません。
梁(?)とかは、本来は朱色だったのでしょうか。
うっすらと赤が残っているような。
防腐剤?違うか。。。
あ、門の全景が無かったですね。
まぁ今回は調査ですからご容赦を。
この雨に濡れた佇まいがなんとも言えません。
調査と言いつつも濡れた絵も撮りに来たわけです。
石が染みた感じ、葉の艶具合がたまりません。
それにしても、NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VRがなかなか良い仕事をしてくれます。
最初にレンズで迷ったら、これを選んでおけば十分かと思います。
初めてのZマウントだったので、セットで良いやって決めただけでしたが、まぁ結果としてこれで良かったですね。
便利に使えます。
もちろん、目的がある場合はその目的に適したレンズを選ばれたほうが幸せになれるでしょう。
個人的には35mmフルサイズ換算で50mm付近がやっぱり使いやすいです。
こちらがその三重塔。
公式WEBの情報によると鎌倉から室町期に建造されたらしいです。
1336年頃の記録があるようですので、もともとは700年くらい前の建造物です。
この時期のものは、関東以北ではここと栃木県益子町の西明寺三重塔の2基だけだそうです。
建造から3〜4回修復されているそうですが、昭和63年から3年間かけて全修復されています。
とはいえ、今日は雨ですし、事前調査なのでささっと記録を撮って三重塔自体はおしまいにしました。
かなり、雑な撮り方です・・・
宝珠柱って呼ばれる部位だとは思いますが、先端の装飾が木製なので違うのかな。
表面のササクレもしっかり撮影されています。
こういった細かいところがパリッと写っていると気持ちが良いです。
鐘楼も県指定有形文化財です。
享保年間に建造されたそうで、1716〜36年とありますので、約300年前のものです。
次回来るときは色々見て撮りましょうか。
こちらも程よく濡れてツヤツヤしていますね。
今回はC-PLフィルターを外しています。
外さないって豪語しましたが、朝令暮改です。
暗くなることを想定していたので、外してきちゃいました。
しかし、普段C-PLフィルターを付けて撮影しているので、やっぱり付けてくれば良かった・・・付けていたら葉の反射具合も調整できたなぁ・・・なんて思ってしまいました。
身軽にしたかったので車に置いて来ちゃったし。
帰り際に1枚。
明暗の差がある場面です。
当たり前のことですが、光の当たるところは明るく、暗いところは暗い。
これは下っている途中なのですが、写真的には「もう少しで上がり切るぞ」風になっていますね。
光の側へ続く石の階段。
湿気のある感じが出ていると思います。
歴史・文化財を撮りに行ったはずなのに、違う方面を撮っていました。
今回、カッパの中にカメラを隠しながら、出し入れして撮影に臨みました。
このようなとき、コンパクトなカメラは非常に使い勝手が良いです。
普段は右手にストラップを巻きつけて持っていますが、流石に足元が悪いときは首から下げて両手を空けます。
首から下げても苦にならない軽さが安全な移動に繋がります。
以下、公式WEBページ。
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