鷲子山上神社は、茨城県と栃木県の県境にあり、両県から文化財に指定されているという国内でも珍しい神社。
始まりは807年頃と言われており、歴史ある神社です。
が、観光神社っぽい雰囲気。
こんな感じです。
そして、フクロウの神様を祀っているそうで、それにあやかっているのか至る所にフクロウの石像が・・・
一抹の不安を抱きつつも目立つ大鳥居をくぐり、先に進みます。
楼門。
1815年築。
大鳥居をくぐると観光神社っぽさは薄まります。
こういうのを期待していたのです。
薄くなっていますが、昭和十一念と書かれています。
念なんですね。
この楼門も両県の文化財です。
そして楼門の中央部を県境が走っています。
更に奥に進むと、拝殿があります。
神社だけあって光の差し込みが神々しい。
そして、拝殿の奥にある本殿。
柱の装飾が細かい。
柵があって良く撮れませんでしたが沢山の模様が刻み込まれています。
全体的に装飾が多く、神秘的です。
観光神社的な雰囲気はあまり好みではありませんが、この装飾が見られただけで十分です。
一見の価値があると思います。
最も古い記録で1552年に再建されたとあり、以降何度か再建修復が繰り返されてきたそうで、現在のものは1788年築。
最も新しい再建に携わったのは日光東照宮の流れを汲む宮大工だそうです。
すみません。
今回はどう撮ってよいかさっぱりわかりませんでした。
装飾を目の当たりにして気圧されてしまったというか、いや言い訳ですね・・・
実際、ご利益がどうのとかは興味がなくて、ハイテクのない時代にどうやってこのような建造物を作り上げることができたのか、作る技術もそうですが、設計ってどうやったの?なんてことに興味が向くのです。
そんな事を考えながらシャッターを切るのですが・・・
今回はダメでした。
で、この敷地内には、ふくろうロードと呼ばれる森の散歩道みたいなのがあって、そこに沢山の紫陽花が。
前回の記事に掲載した写真を見ていて思ったのですが、図鑑みたいな撮り方だなぁと。
記録写真っぽいし。
もう少し工夫を凝らさないといけないのかとも。
そして、鷲子山上神社を後にし、少々足を伸ばして黒羽城址公園へ。
でもただの広場でした・・・
私のレベルではそこに城は見えませんでした。
で、遠い方の駐車場に停めることになってしまい、徒歩で移動する途中で見つけた鳥居。
んーこれも記録写真っぽい。
斜めから撮って複数の鳥居があるぞ感を出すとかの工夫が必要ですね。
いや、むしろ記録写真っぽさを追求し、ネオ記録写真へと変貌を遂げたらよいのかも知れません。
と言っても、何がネオなのだろうか?
究極の日の丸構図?
カメラを持ち出す機会が増えた分、撮影した写真に色々考えさせられることが出てきます。
それもまた写真の楽しみ方のひとつですかね。