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波止場でNikon Z 50

船に乗る機会があったので波止場を撮影。
カメラに潮被ったら困るので乗っている最中はありません。

さてNikon Z 50、携帯性の高さで出番がかなり多いカメラになりました。
D600はほとんど出番なしです…


朝食の相談(RAW撮影 Adobe Lightroom Classicにて調整)
Nikon Z 50+NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR
f/8 SS1/250 36mm ISO200

これは、朝6時半くらいです。

調整を入れていますが、そもそも淡いところは淡く、濃いところは濃く記録されています。

多分、カワウだと思いますが柵の上で朝食について相談している様子があります。遠いですが釣人や、鷺のような鳥も居ます。

奥の橋の向こうは太平洋です。


カメラという機械よりは、撮影する行為や撮れた写真が好きです。
自分が見ている時間を収める、感じた瞬間を記録する。
そして、それを実現するだけの自身の技量。

なにをどうしたいのか、どうしたら自身の感性に響く場面に出会えるのか。
自身が思い描く写真とはなんなのか。

まぁ、意図しないときのほうが良いものができあがったりもするもので・・・

でも、最終的なイメージだけは持って撮っていますかね。
そうそううまくはいきませんが。


ここから先は、波止場の雰囲気にあてられてモノクロで撮影しました。
便利なもので、選択したピクチャーコントロールでEVFに表示されますから、確認しながら撮れます。

これはやや卑怯な機能かもしれません。


ややくたびれたチェーン(RAW撮影 Adobe Lightroom Classicにて調整)
Nikon Z 50+NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR
f/9 SS1/250 36mm ISO200

奥で羽を広げたカワウがいたので、手前のポールとチェーンにピントを合わせたらどうなるのかを試した図です。
f9で撮っていますが、ちょうどよいボケ具合です。

このレンズではf3.5(望遠側だとf6.3)までしか開けられません。
確かにf2.0とかのボケも美しいですが、今回のように節度あるボケもまた良いものかと思います。

技量の問題で、壮大なボケを扱いきれないというものありますね・・・



出発(RAW撮影 Adobe Lightroom Classicにて調整)
Nikon Z 50+NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR
f/8 SS1/160 50mm ISO200

カワウが波止場から狩りに出発するようです。
しかし、このレンズではこれが最大望遠側です・・・
こういう時に300mmとかあるとグッと寄った写真が撮れるのでしょう。

言い訳ではなく、引いているからこそ全体像が見えるという解釈もありますね。どこからどこに向かっているのかなんとなくわかります。


今の御時世、色々クリアすべきハードルがあって、人物が入った写真は公開していませんが、人物にフォーカスした写真も撮ります。
ポートレイトではないですけど。

イベントなどで人々がなにかしている様子を撮ることが多く、その時は傍観者的に離れています。
そこに入ってしまうと、自然体の姿が見えなくなってしまいます。
撮影されていることを意識させない位置から、使える写真を撮ることがミッションです。

撮影していないときも人の輪から外れていたいほうなので、向いているかも知れませんね。


クレーン(RAW撮影 Adobe Lightroom Classicにて調整)
Nikon Z 50+NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR
f/5.6 SS1/400 25mm ISO200

なんのクレーンなのかはわかりません。

船を釣り上げると思われるクレーンは別にあってもっと大きなものです。
これは小さい船用なのか、整備用なのか不明です。

大好きな線の構造物がいっぱいです。

この他にも陸上に船が沢山ありました。
使う時にクレーンで波止場内に降ろして、使い終わったらまた引き上げて陸上に保管するのでしょう。


プライベートでは、撮影中に写真をプレビューすることをあまりしないようにしています。

帰ってからPCで見て、もう少し引いたほうが・・・とか、右に寄せていたら・・・などと独り品評会をしています。
曲がりを多少直すことはありますが、トリミングは基本的にしません(曲がりを直した時に切れるのは別として)。

その様に撮ってしまった自分が悪いのですから。
で、次の機会に修正してみるという流れです。


どこでも?(RAW撮影 Adobe Lightroom Classicにて調整)
Nikon Z 50+NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR
f/9 SS1/50 36mm ISO200

どこでもドア的な。
これは一体なんのためにあるのか。
ここに船を着けて乗り降りするための柵?電車のホームみたいな。

こうして「なんだろねこれは?」というものを撮ったり。
折角だから構図も考えて・・・なんてしながら、結局曲がっていたという落ち。
この写真が先に述べた曲がりを直す云々になってしまいました、、、


汚れや針金、蜘蛛の巣などもしっかり記録されています。
もう5年も前のモデルになりそうですが、Nikon Z 50は今どきのカメラです。
私としては、必要にして十分過ぎるくらいの画質です。


仕事場では支給されたSONYのα6500を使っています。
出てくる絵は紛れもなく私のなのですが、フィーリングが合いません。
画質も悪くなく動画性能も良いですし、こちらもコンパクトで機能的に不満な点は全く無いです。
RAWで撮って調整しているので、Nikon Z 50とプロセスは同じです。
しかも同一人物が操作していますので、ブレはありません。

それでも、なんかいまいちしっくりこないというか。

フィーリングで言えば、α6500<X100F<Z 50<=D600でしょうか。
撮れた写真の雰囲気は、α6500<Z 50<D600<=X100F。

X100Fの良さは認めます。
謎の魅力があります。

D600との差は、お付き合い期間とレンズでしょうか。
まぁフルサイズっていうのが最も大きいとは思いますが、それでもZ 50は健闘しています。そのうちZ 50が逆転するかも。

でも、Nikon Z 50、巷の評価はあまり高くないようですね。
みんな凄いカメラを使っているからなのか、それとも評価できるほどの撮影を私が行っていないだけなのか。

くどいようですが、私としてはNikon Z 50は必要にして十分過ぎるくらいです。


カワウの見送り(RAW撮影 Adobe Lightroom Classicにて調整)
Nikon Z 50+NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR
f/9 SS1/320 36mm ISO200

海に向かって走るボートをカワウが羽を広げて見送っています。

正直、違うと思います。
偶然を勝手に解釈しているだけです。


何を伝えたいか、表現したいかはどのカメラを使ったとしても変わらないと思います。
それは撮る人の問題だから。

昔、ボスに怒られたときのように、良いカメラを使っても撮りたいものが定まっていなければダメなんでしょうね。
高級カメラを使おうが、トイカメラだろうが撮影者が良ければ素晴らしい写真になると思います。デジタルのマジックスキルもありますね。


まぁ私の場合、前述したように、自身が良いなって思った時間を撮っているので誰かに伝わるかどうか以前の話ですね。


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