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強くなれるコースでレースを

ヨーロッパのレースを走る時、トレーニングレースと本番レースを分ける
トレーニングレースは本番に向けての予行練習だが、勝ちを狙っていないわけではない
そして、同じ様にレースは強くなるレースと、結果を出さなければならないレースがある。この強くなるレースを走ること、または開催する事が選手にとってもオーガナイザーにとっても重要で、現状日本ではほぼ周回コースになってしまっているのが勿体ない

強くなれるレースとは、環境的な影響、コースのレイアウト、レース展開を予測して作る
世界選手権とW杯の作りは変わるし、年齢にあった上り距離、周回コースの長さも変わってくる。奥が苦手なサバイバルコースではクロイツィゲルをアシストする中で足を作るトレーニングレースをするのだ

こういったコース設定が選手を強くし、次の目標へと変化していく中で自分の力を確固たるものにする
僕がまだジュニアだった頃、実業団レースはボロカスだった
東日本実業団の群馬大会でレース半分ほどで切れてリタイアとなった。しかし、同年スイスで行われたワールドカップ・チューリッヒ選手権では14位くらいに入っている。

僕はどうしても周回コースでトレーニングがあまりした事がなく、独特の速さにやられてしまって、逆にロードトレーニングはワンウェイに近い内容でトレーニングできていたからこそヨーロッパで活躍ができたのだと思う。
同年ジュニア全日本選手権は惨敗だった

こうみていると、周回コースに強いからといってロードレースで活躍できるわけではなく、また逆もしかりである事がわかる
若い選手が周回コースばかりのレースに出ず、ロードレースを走れる環境が整うことを願っている


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