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ザ・日本人な私の幼少期

昔はどんなこどもだったのか。
日本人模範生って感じだった。
ザ・日本の子ども。
全然面白くない。

私は小さい頃、おとなしかった。
空気を読んで、大人が求めていそうな言動をとっていた。
学校で、先生が生徒たちに質問してきたときは、自分の答えではなく、先生が言いそうな模範回答を答えていた。

おかげさまで自分の意思迷子人間ができあがった。

小さい頃周りと違う行動をとるという選択肢はまったく存在していなかった。

また、自分のことが好きと思っていそうな人のことは、「やば。ナルシストだ。変な人だ」と本気で思っていた。
「自己肯定感の高そうな人や自分に自信がある人はおかしい」と本気で思っていた。
そういう人が苦手だった。

あとは、物腰が柔らかい。「ノー」と言うのが苦手。バカにされても笑ってやり過ごしてしまう。

こんなの日本人のステレオタイプすぎる!

小さい頃は自由に感情表現したり、自分のやりたいことを自由にできたのに大人になるにつれてそれが難しくなったという人も結構いるかもしれない。

しかし、私は逆だ。
大人になるにつれて、自分の感情ややりたいことが分かるようになっている。

でもステレオタイプな人間だからこそ、周りの人の気持ちが分かることも多い。
例えば、日本人に多い「自分に自信が持てない」「周りと同じじゃないと不安」「周りの視線を気にして生きてきたから、自分の感情が迷子」「女だから外出る時は身だしなみを整えないと」。
いまだに、これらの'常識''にとらわれ、苦しむことがある。

しかし、「周りの目を気にするな」という一言でも、周りの目を気にしていた経験がある人の言葉に、より心を動かされるものだと思う。

だから、個性的な過去を送ってきたわけではない自分をコンプレックスに思う必要はないと思う。

私のように、「子ども時代どんな子だったか」を考えるうちに、思いがけない気づきがあるので、皆さんも一度紙に書き出したりしてみてほしい。


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