ブラックブック
2008年頃書いた映画感想文。
「ブラックブック」
バーホーベン作品を見るのは10年近くぶり。
スターシップトゥルーパーズ以来。
まあそれはおいといて。
ナチスドイツ支配下のオランダが舞台。
主人公はユダヤ人女。
生きるためには名前を変え髪を染め体さえも・・・
裏切り裏切りまた裏切り。
前半の「人を信じてはいけない時代」というセリフ、いやー、素晴らしい伏線でした。
それにしても開始20分で不幸に会い過ぎ。幸運にも生き残ったのではなく生きているのが不幸な感じです。でも復讐を果たすまでは死ねないんだなあ。
最近の僕の評価基準に「眠くなるかどうか」ってのがありますが、本作は2時間半でもまったく眠くなりません。内容的に眠くならねーよ。意識失うとどこで裏切られるかわからないから。
でもこの映画ってさ、本当は3時間くらいなんじゃないのかな。なんかシーンのつなぎがはしょられてるような気がするのです。ディレクターズカット完全版があったら見たい・・・
それにしてもこの映画、普通によくできてます。
伏線をはりまくってもそれらをきちんと回収してます。だからスッキリするんだよねえ。
スッキリしない所は、最終的に移住する場所がイスラエル・・・
悲しみは永遠に続くかも・・・なんだよね・・・
ポールバーホーベンは間違いなく変態だと思うんですが、本作はスカトロチックな部分で変態性を発揮しています。なんせ主人公がゲロを吐くどころか糞尿まみれになりますから。
そして、悪役フランケン中尉はフルチンで放尿っす。もちろんぼかしはかかっていましたがオランダではぼかしはどうなの?
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