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ロボコン

2004年頃書いた映画感想文。

ロボコン

山口県の高等専門学校が舞台。
やる気のない落ちこぼれ女子高生が主人公。
主人公はある日、先生から居残り授業を受けるように言われ、もしそれがイヤならロボット部に入らなければならない。二者択一でロボット部に入りロボコン出場を目指す。
しかしロボット部の部員は、
他人のことを全く考えない設計者、
自分の意見を表に出せないロボコンおたくの部長、
技術はあるのに忍耐力がないヤンキー、
の三人だった・・・

バラバラのチームワークでロボコンに出場するが、もちろん敗退。しかし奇跡的に特別枠で全国大会行きが決定。チームワークがこのままではイカンと先生は思い合宿を行なう。そしてそこでそれぞれの足りないものがみつかり、全国大会へと向かって行った・・・

変な映画ばっかり見ている僕ですが、たまには普通の邦画も見るんだよ。っつーか一度コレ見てみたかったんだよ。

正直な所、ありがち・都合のいい展開ばかりの中盤戦は、見てて嫌気がさしてきましたが、全国大会のクライマックスは本気で興奮しちゃいました。
あんな作戦とは!

ロボコンの試合のシーンがやけに説得力があるなあと思ったら、主人公役の長澤まさみが本当に操縦していたそうな。どうりでね。

↑の部員の性格のことを考えてて思いついたんだけど、この映画って「オズの魔法使い」なのかなって。ふと、思いました。

やる気がなかった主人公はかつての活気を取り戻し、
設計者は他人のことを思いやるようになり、
部長は自分の意見を言えるようになり、
ヤンキーは最後までやりぬいた!
足りなかったものが補完できて物語は終わります。

おどおどした学生の役やらせたら世界一のちびノリダーの演技と、長澤まさみのすらりとした脚とジャージ姿でプラス5点。最初見たとき「へらちょんぺ」かと思った荒川良々の存在にプラス1点。

なんというか、文部科学省推薦とかそんな感じの学校で見たい映画ですね。
青春だあ。

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