見出し画像

誰も知らない

2005年頃書いた映画感想文。

誰も知らない

カンヌ映画祭で柳楽君が史上最年少主演男優賞を受賞した作品。
演技力じゃねーんだ。
その存在感なんだ。

実話をもとに作った映画なんですが、演じる子供たちがすげーリアル。母親役のYOUも本当にいそうな感じ。キムキム兄やんとエンケンもいやーな感じがよかった。

この作品の「恐怖」ポイントは、子供たちが世間の誰からも知られていない存在、即ち「誰も知らない」って所なんだと思うんですが、僕はそれよりも、いなくなった母親が子供たちを心配していたのか、それとも単純に無責任に忘れていただけなのか、どちらかわからない所に恐怖を感じました。あの封筒を見つけた終盤のシーンね。

挿入歌が流れるシーンが非常に美しい!
歌っているのはコンビニ店員役の女性だそうな。
鑑賞後に曲名調べたら涙が出てきました・・・
曲名が「宝石」・・・

この作品、基本的にひそひそ声で喋るんで、台詞が聞き取りづらいのが難点。

この記事が参加している募集

映画感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?