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感謝の習慣を身につけよう


はじめに

GRATITUDE (グラティチュード) 毎日を好転させる感謝の習慣感謝を読んで学んだことをまとめておきます。

感謝がもたらすもの

感謝の心を持つことにより以下のような恩恵を受けることができます。

  • ドーパミンやセロトニンなどの幸せホルモンが分泌され、
    人生に対してよりポジティブになれる

  • 「持っていないもの」ではなく「持っているもの」に目を向けて
    自分が受けている恩恵に気づくことができる

  • 感謝の心とネガティブ思考を同時に持つことはほぼ不可能なため、
    ネガティブ思考を遠ざけポジティブになることができる

  • 副交感神経の働きを活発にして、
    全身のリラクゼーション・ストレスと緊張の緩和をもたらし、
    熟睡できるようになる

ストレスが溜まっていて何かに対して不平不満があるときによく眠れなくなるというのは感覚としてわかりますが、それが感謝により緩和されるというのは意外でした。

また、感謝の心を持つことには
・幸福感を高る
・挫折から立ち直る力をつける
・抑うつ
・ストレスの緩和
をもたらし、愛する人たちとの絆を深めるのに役立つという研究結果が複数出ているようです。
感謝の心を持って接していればトラブルを減らし、思いやりのある行動を増やすと思うので当然のことかもしれませんね

感謝の心を身につける4ステップ

感謝の心を身につけるトレーニングとして以下の4ステップが紹介されていました。

  1. 1日の最初の目覚めのタイミングで何か一つのことに感謝する

  2. 常に感謝できる対象を探して感謝の言葉を述べる

  3. あらゆる状況に対して感謝できる側面を探し出す

  4. 寝る前に感謝の日記を書く

感謝も筋トレと同じように繰り返し行うことで、脳回路の感謝に関する部分の働きを強化することができ、自然と感謝することができるようになるようです。
このことに関する面白い名言が載っていたので記載しておきます。

感謝することは生まれつきの能力ではなく、努力して身につけるべき資質である。ちょうど努力して体を鍛えるのと同じことだ (ラメッサ・ゴメス)

欠乏意識

欠乏意識とは

欠乏意識とは TODO
欠乏意識は感謝の心が足りないことにより引き起こされるもので
感謝の心が足りない
 →普段受けている恩恵に気付けない
  →ネガティブ思考に囚われる
   →自分には大したことはできないと感じる
    →欠乏意識
と繋がっていく。
不平を言う癖が治ると、本当にしたいことに意識を向けて、
能力の発揮・目標の達成・豊かな人生につながっていく。

欠乏意識の克服方法

欠乏意識を遠ざける方法として、以下の4ステップが紹介されていました。

  1. 数日間自分の思考や心の持ち方・振る舞いをじっくり観察する

  2. 物事がうまくいかない時の自分の反応やどのくらい不平を言っているかに心を向ける

  3. 自分の性格について欠乏意識の観点から気づいたことを書く

  4. 豊かな人生を送っている様子をイメージする

何においてもそうですが、まずは現状把握を行い、改善をおこなっていくことが重要なようですね。
脳は投げかけられた質問の意味合いに応じて回答するため、ポジティブな質問を投げかけるとポジティブな答えが得られるようです。
自分自身と対話を行う際にもポジティブな投げかけを行ったほうがよさそうですね。

感謝の心とマインドフルネス

グラティチュードでもマインドフルネスについて触れられていました。
マインドフルネスについてはあらゆる本で触れられているのでやはり重要なんですね。

私たちが「今、この瞬間」を歓迎できないのは恐怖や不安・怒りなどのネガティブな感情に囚われているからで、感謝の心を育むことでうまく感情を処理できるようになり、ひいてはマインドフルネスの育成に役立つとのことです。

マインドフルネスの実践として以下の4ステップが紹介されていました。

  1. ネガティブな感情に反応したくなるたびに、その状況から距離を置き、自分の感情を探る

  2. ネガティブな感情が強すぎるなら、5秒鼻から息を吸い、7秒口から吐く深呼吸を行う

  3. ネガティブな感情の根底にある感情が何かを見極めるために時間を取る

  4. その感情を受け入れる

2.についてはストレルを感じるとより多く息を吸うので、より多くの息を吐くことで気持ちを落ち着けることができるようです。
深呼吸が気持ちを落ち着けるのはこのような原理だったんですね。

マインドフルネスな食事についても紹介されていたので、ポイントを紹介しておきます。

  1. 食卓の上の食べ物に感謝の気持ちをささげる

  2. 一口ごとにその味と食感を十分に楽しむ

  3. 30回ほどゆっくり噛んでから飲み込む

  4. それぞれの食べ物の味覚をできるだけ性格に感じ取る

  5. 胃の状態を確認しながら必要以上には食べない

まとめ

感謝にはいくつもの良い効果があり、感謝を続けていくと、より感謝を行いやすくなると言うことがわかりました。
小さなことでも感謝することで、人間関係も良好になり、人生がより楽しくなると思うので、本書で学んだ感謝の習慣を生活に落とし込んで感謝の心を育んでいきたいです。

感謝についての名言集

感謝に関する名言が複数記載されていたので、個人的に好きだったものを記載しておきます。

喜びがあるから感謝するのではなく、感謝するから喜びがあるのだ。
デヴィット・スタインドル・ラスト

親切な行為をするのに早すぎることはない。
ためらっていると、すぐに遅すぎることになる。

ラルフ・ワルド・エマーソン

感謝することは生まれつきの能力ではなく、努力して身につけるべき資質である。ちょうど努力して体を鍛えるのと同じことだ。
ラリッサ・ゴメス

人間を突き動かしている最大の心理的要因は、自分を大切に扱ってほしいと言う強烈な願望である。
ウィリアム・ジェームズ

幸せな人生を送るための必須条件は感謝の心を持つことだ。
感謝の心を持てば、普段受けている多くの恩恵に気づいて喜びに浸ることができる。
ジェイムズ・ファウスト

感謝の気持ちは心の豊かさの表れで、不平不満は心の貧しさの表れです。
デリス・デイ

あなたが世の中に与えているよりも遥かに多くのものを、世の中はあなたに与えてくれていることに気づこう。
カマル・ラビィカント

幸せは身分や所有物とは関係がない。
それは考え方次第だ。
だから私たちは毎日、感謝すべきことを思い浮かべる必要がある。

デール・カーネギー


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