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ちょっと面白い不思議ノォト❸(夢のはなし)

会社に、嵐さん(仮名)という、
だいぶ年上の先輩がいました。

五年前異動したとき、嵐さんはいわゆるお局様的な存在で、
有能で機転がきくし、歯に衣きせぬもの言いは、
若干皆をびびらせていました。

わたしもやや、最初は気をつかっていたのですが、
喋ってみると、気さくで、お互い食べることが大好きで、
だんどり番長的なところもよく似ていて、
とても気が合ったのでした。

最初は慣れない仕事に悪戦苦闘していましたが、
嵐さんという心強い先輩がいてくれて、どれほど救われたか。


その数年後、
嵐さんはいろんなことがあり、
ストレスで一回死にかけながら、

最後のほうはあまり有意義とは言えない状態で、
希望退職制度を利用して、昨年の六月に会社を去りました。

今年の二月に一度、
二人でめちゃくちゃおいしいお店(グルメの嵐さんセレクト)で食事をしたのですが、
それ以来、なんとなく疎遠になっていたのでした。


おととい、えらい夢を見ました。

市場のように人々が行き交う中、遠くのほうで嵐さんがテーブルの上に商品を並べていました。

でも、ときどき咳をしているようで、

「あ、嵐さんだ。大丈夫かな?」

と思いながら、人におされてわたしは嵐さんのところに行くことができません(わたしの夢はなぜかいつも大勢の人がいます)。

そうこうしていると、
新幹線が次々と、海の中に入っていきます。
ドック(メンテナンス)を海の中で行っているようです。

次の瞬間、
はっと海上を見上げたら、新幹線が昇り龍のごとく、
海から勢いよく飛び出してきて、波しぶきを放ちました。

空は晴れ、快晴。

青空を反射した海は、たまらなく青く、
目を細めずにはいられないまぶしさでした。

そして、なんと。
新幹線の内側(白い腹)の部分には、、、!

大きな黒い墨文字で、「嵐さん大丈夫?」と書かれていたのです。

嵐さん大丈夫?


すごーく気になり、
夕方、嵐さんに、

「今日こんな(イラスト)夢みたんだけど、お身体大丈夫?風邪とかひいてませんか?」

とメッセージを送ると、

「すごいな!昨日まで38.5℃熱があって、今日は下痢と腹痛で大変よ」

とのこと。


やはりか、、、。


わたしは百発百中とは言わないけれど、
昔から予知夢のようなものを見ることがあります。

父も祖母の死も、夢でなんとなく予感をしていたし、
(おばあちゃんは、ちょっと違って、確実にばいばいを言いにきた)
母に関しては大怪我をした時刻に、夢の中の舞台で、
奈落に落ちていった。

予知夢を見たからといって、
何かが変えられるとか、
誰かを助けた、とか、
そういったことはないので、少し残念なというか、
だから?といった気持ちにはなります。

一番しょうもないのは、
東京スカイツリーができることを、
随分前から知っていたことでしょうか。

知っていたからといって、
何のメリットもデメリットもありませんでした笑

たまに友達に自慢して、

「へ、へぇ、、、」

と、引かれるくらいのポテンシャルです。


夢は頭(顕在意識)が見せるものではなく、
リトル(潜在意識)が見せるものだと言います。

予知夢を見ることは、
少々気がかりであり、
怖くもあり、
だからって何ができるわけではないけれど、

嵐さんのように、またお食事行くきっかけにはなれたから、
悪くはないかな。


最後に、
まったくサイキックではないけれど、
シュールすぎる夢をひとつ。

十月、淡路一泊旅行のホテルの予約をそろそろ取らないとやばい、
でもめんどくさい、とうだうだしていた日の夜。

アザラシのあーちゃんとらーちゃんが、
ホテルの受付カウンターで手続きをおこなっています。

あーちゃんの周辺はオレンジ色のあたたかな光に包まれて、
ゆるやかな空気が流れています。

アールデコ調の重厚感ある受付カウンターが印象的

イラストですが、
もちろん実写です。

昭和の、
ロボの子供番組を彷彿とさせる映像でした。

受付をすまし、
あーちゃんとらーちゃん(ミニ)は部屋に向かうため
カウンターをあとにします。
振り返りもせず。

わたしは焦る気持ちで、
そのあとを追い、
受付の人に、

「わたし、あの人たちの連れです!!」

と必死でうったえていました笑


その日、速攻で淡路のホテルの予約をいれたのでした。

あーちゃんとらーちゃん


夢って不思議ですよね。
わたしの友達は「夢占い」を信じているそうです。

最後まで、読んでいただきありがとうございました












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