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寂しがりやの猫

きれいにしたい公園に住む地域猫さんたち

昨年までは、茶トラ2匹、黒猫1匹、ちょっと離れたところにサビちゃん1匹

いつのまにやら灰白の子、茶白の子が増えていた

このあとから来た子たちは顔立ちがかわいく、
灰白の男の子はみなと一緒にいるのが好きで、
特に黒猫と仲良かった

同じ島にいるけど茶白の女の子は
群れることなくたいがい離れた場所に一匹でいる

孤高な雰囲気をかもしだしていた

動物を飼ったこともないわたしは、
ボアンティアの方々に敬意を表しつつ、
いつも遠くから眺めていた

昨年、
茶トラ2匹と黒猫がいなくなった

お年寄りで、もらわれたり、事故にあって虹の橋を渡ったと、
ボランティアの方に聞いた

黒ちゃんと仲良かった灰白ちゃんは
さぞ寂しいだろうと思っていたら、
孤高の茶白ちゃんにぴったりくっつくようになった

灰白ちゃんは寂しがりやの男の子だね

茶白ちゃんも、べたべた一緒というわけではなく、
多少距離を保ちながら、
近くにいることを許していたように見える

優しいな

それが、今年になって、
茶白の女の子が、ダニの病気でどんどん弱っていった

ボランティアの方々が面倒みてくれて、
お薬も飲ませてくれていたみたいだけど、
いよいよ最近茶白ちゃんを見なくなった

ある日、
灰白君が公園の高い庭石みたいなところに上って、
(そんな高いところに上っているのをはじめて見た)
遠くに向かって何回か鳴いた(泣いた)

ひょっとしたら、
お別れを告げているのかな?とふと思った
もしくは呼んでいたのか、、、
わからない

寂しいね
ひとりぼっちは寂しいね
わたしもきゅうっと辛くなった

猫であろうと人間であろうと、同じだね
お別れの悲しさは


ひとりぼっちになった猫

わたしが近くに行くと、
遊んでーっと近寄ってくるほどの
人懐っこさ

でも、
誰でもいいわけではないらしい

夕方、散歩中の猫好きのばあさん二人が、
気にしてちょっかいを出すけれど、
灰白君は一目散に逃げる

いくら寂しがり屋といえども、
好みがあるらしい、、、

(写真は関係ない猫さんです)






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