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ちちんぷいぷいを科学する(中編)


『不安や恐怖は遺伝子に組み込まれている』

こんにちは~クニオです。

前回は私の体験や感覚をお伝えしました。

人それぞれ不安や恐怖、怒りの感じ方は違いますから、
私のブワァ~体験は皆さん全員には当てはまらない感覚かもしれません。
なので再現性を高めるために今日はテイラー博士の言葉でしくみをお伝えしようと思います。

→『奇跡の脳-脳科学者の脳が壊れた時』ジル・ボルト・テイラー https://amzn.asia/d/1MOc9xy”

この本について養老孟司氏は「だれでも読んでいい本」、
茂木健一郎氏は「十年に一度の良書」と力説しています。
まずウラスジの紹介。

「ハーバード大学で脳神経科学の専門家として活躍していた彼女は37歳のある日、脳卒中に襲われる。幸い一命はとりとめたが脳の機能は著しく損傷、言語中枢や運動感覚に大きな影響が…。以後8年に及ぶリハビリを経て復活を遂げた彼女は科学者として脳に何を発見し、どんな新たな気づきに到ったのか。脅威と感動のメモワール。」

テイラー博士は自分が脳卒中になったことで様々な発見をし、
気づきを得たと語っています。
右脳と左脳の違い、心のしくみ、生きる知恵…
何度読んでもテイラー博士の洞察はすばらしいと感じます。

私の説明だけでは伝わらなかったり、人によって解釈が違うかもしれませんので興味があったらよかったら読んでみてくださいね。


では本題本題!
今日のキーワードは

90秒で不安や恐怖が消えるのはなぜか?です。

テイラー博士の言葉を引用すると、

…自発的に引き起こされる(感情を司どる)大脳辺縁系のプログラムが存在しますが、このプログラムが誘発されて、化学物質が体内に満ちわたり、そして血液からその物質の痕跡が消えるまで、すべてが90秒以内に終わります。

テイラー博士はさらに続けます。

例えば怒りの反応は、自発的に誘発されるプログラム。ひとたび怒りが誘発されると、脳から放出された化学物質がからだに満ち、生理的な反応が引き起こされます。最初の誘発から90秒以内に、怒りの化学的な成分は血液中からなくなり、自動的な反応は終わります。

前回の投稿で、私が命名したブワァ~物質はプログラムに組み込まれているということ。
不安や恐怖、怒りがわいてきたとき、この感覚は人間の遺伝子に組み込まれているとても優れたプログラムだと思ってじっくり味わうしかないということです。

遺伝子に組み込まれたプログラムは変えようがありませんので、
このブワ~体験は人間誰もが持っている自動的反応だとあきらめましょう。

テイラー博士も
DNAという名の分子の脳は、地球上で強力かつ成功した遺伝プログラム

と言っています。

ブワァ~物質が出ている最中は血流にのって全身をめぐる怒りや不安や恐怖を90秒味わえばいいのです。

「ああ、私は怒ってるんだな…ちちんぷいぷい怒りよ怒りとんでいけ~」

「不安だよねそうだよね…ちちんぷいぷい大丈夫だよ不安よとんでいけ~」

「来た来た恐怖…ちちんぷいぷいこわいのこわいのとんでいけ~」と。


ポイントは90秒後です。



テイラー博士は続けます…

「もし90秒が過ぎてもまだ怒りが続いているとしたらそれはその回路が機能し続けるようにわたしが選択をしたからです。瞬間、瞬間に、神経経路につなげるか、それとも現在の瞬間に戻って、つかの間の生理機能としてその反応を消散させるかのどちらかの選択をしているんです。

 つまり90秒後は自分で自分の反応を決めるってことです。

で?

で?

90秒後どうすればいいの??

嫌な感情を長引かせないためにどうしたら?
根にもつタイプなんだけど…

←知りたいのはここですよね!

わかってます。
すみません。引っ張っておいて…
今回は前回(前編)の科学的根拠をお伝えしました。
(思っていたより長くなってしまいました)
次回、私がいろいろと試してよかった『90秒後の対処法』を後編にてお伝えしようと思います。


できるだけ早く投稿頑張ります(汗)ので
「スキ」があると励みになります!!

お読みいただきありがとうございました。


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