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2024/5/3

注:タグにアイドルマスターシャイニーカラーズが付いていますが、あまりしっかりシャニマスの話をしていません。僕という人間の要素が多めです。

 ゴールデンウィークだね。noteの投稿をしばらくしていなかった。二か月前まではまだ受験勉強という言い訳があったけど、この二か月間は本当にただ何も書いていなかっただけだ。創作意欲が無限に湧いてくる人っているけど、本当にすごいと思う。自分はたまたま散った火花をなんとか捕まえて今この文章を書いている。

 アイドルマスターシャイニーカラーズ。多分noteに書いたことはないけどそれなりにやっていて、お金もまあまあ使っている。主に始める前にリリースされた限定カードを手に入れるために。そのシャニマスで最近出たイベントシナリオを読んだ。「絆光記」。なんかXでもいろいろ言われているように、かなりストレートにシャニマスの魅力が詰まっていて、とても面白かった。またしっかり感想とか書いてみたいかも。こうやって宣言すれば次の創作意欲も湧いてくるかもしれないし。

 ここにも少しだけ感想を書こうと思う。面倒などでスクリーンショットなどは貼らない。各自読んでみてください。ごめんなさい。

 登場したルポライターのこと。彼が持っていたアイドルに対する否定的な考え、正直かなり共感した。自分はシャニマスこそやっているが、現実のアイドルはもちろん、ほかのアイドルゲームも一切プレイしたことがないし、やる気もない。ああいったアイドルの音楽を聴いたり、活動を追ったりすることで救われた気分になる、元気が出るという感覚が一切理解できない。今後理解できることはあるのだろうか。でも、正直理解できないと思ってもいる。なので当然そのことを商売にする「アイドル」という概念そのものを心の底から肯定できる気にならない。

 シャニマスをそれなりに続けていられるのはこの感覚のおかげかもしれない。シャニマスは「他人を理解するとはどういうことか」というのをメインのテーマに据えている、、、と僕は感じている。今回のシナリオの主役であったイルミネーションスターズはそのことに対してかなり前向きに、積極的に向き合っている印象のある人たちだ。僕にはどうしてもそれはできない。人と人が分かりあうことなんて、絶対に無理だと信じている。原理的に不可能なのだ。僕が家族や、友人や、恋人と何をしても、何を話しても、最終的に残るのは第三者的な事実(だがそれも真の第三者として見ることはできない。この世のすべての出来事は自分という一人称を通して映る)と、「自分がこう感じた」という曖昧な感覚だけである。そこに他人の内面などというもの介在することはできない。例え他人が言葉で語ったとしても、結局は自分というあまりにも歪んだフィルターを通して吸収されてしまう。

 かなり脱線してしまった気がする。まとめると、
「私は他人を理解することなんて絶対できないと信じている。シャニマスはそのことに対して、とても真摯に向き合っていると感じるので、私はシャニマスに強い興味を持っている」ということになるだろうか。ここで大事なのは、やはりシャニマスはこの問いに安易な答えを出そうとしないということだろう。シャニマスの魅力としてよく挙げられることではあるが。僕と同じような価値観を持っている人でも、シャニマスを楽しんでいる人は案外多いのではないだろうか。僕がこのゲームを始めた理由は、ずばり「SNSの感想を見たから」だ。なんか皆このゲームに狂ってない?俺も味わってみてェぜ……”狂気”ってやつをよォ……と思いながら初めてログインしたのを覚えている。自分も少しは狂えているだろうか。リリース初日からプレイしているような人には到底及ばないが、自分も少しは狂えていると嬉しい。

透誕生日おめでとう!

 上で書いた自分の「他人の理解」に対する価値観って、もしかしたらめちゃくちゃ中二病的なのかもしれない。みんなが思春期に通ってきた道だったのかな。自分はそのころにはもうかなり逆張りオタク的な価値観を身に着けていた。J-POPも嫌いだった。よく考えたらこっちの方が中二病じゃん。良かった。「同年代と同じ音楽を聴いている」という経験をしたことがほとんどない。自分の音楽的原体験は、13歳の時にYouTubeで観たoasisの"Supersonic"のMVで、それ以前にも同年代の中で流行っている音楽は追ってこなかったし、もちろんそれ以降もお察しの通り、ほとんど聴いていない。

 結局中二病なのだろう。でも中二病が完全に治った人って本当にいるのか。結局みんなそのころの感覚を引きずり続けているんじゃないだろうか。自分はまだまだこの先の人生も長い(はず)なので、これから分かるのかもしれない。でも分かったところでどうしようもないよね。それを理由にしてその時聴いている音楽をわざわざ捨てることなんてあるのだろうか。

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