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GPTsで稼ぐ方法3選

はじめに

先日、ついにGPT Storeがリリースされました。

収益化プログラムの開始はまだですが、第一四半期(1~3月)中には開始される見込みとのことなので、期待しながら待ちましょう。

収益化プログラムの開始に伴って、GPTsの数やユーザーもどんどん増えていくと予想されます。

この新たな流れに乗るために、現在考えうるGPTsを使ったマネタイズ方法を三つまとめてみました。

1. GPTsを使ってもらう

GPTsを使ってもらう

一番基本的なマネタイズ方法です。
画期的なGPTsを作成し多くの人に使ってもらえれば、その回数に応じてOpenAIから報酬を得られます。

最も簡単な方法ですが、その分参入障壁も低いため、十分な収益を得るのは難しいと予想されます。

また、報酬の計算方法はまだ公開されていませんが、OpenAI的にはトークン量を抑えたいと思われるので、少ない会話で効果を得られるGPTsの方が報酬が高くなるように設定されそうな予感がします。
このことから、画期的で高機能なGPTsを作成しても、その分トークン量が嵩むことになり、報酬が少なくなってしまう懸念があります。

そのため、この方法よりも後から説明する二つの方法がおすすめです。

2. GPTsを通して、自身の有料サービスを使ってもらう

GPTsを通して、自身の有料サービスを使ってもらう

こちらはGPTs自体で稼ぐのではなく、GPTsをチャット型のインターフェースにして自身のサービスを使ってもらい、マネタイズは自身のサービスで行う方法です。

GPTsには「Actions」という外部APIと連携する機能があり、OAuth認証によって自身のサービスに登録しているユーザーを判別することができます。

そのため、自身のサービスにアカウント登録してもらい、お金を払ってもらったユーザーにだけActionsのAPIを使えるようにすればマネタイズが可能になります。

例えば、以下のような食事管理GPTsを考えてみましょう。

  • 写真を撮って食事管理GPTsにアップロードすると、カロリーや栄養素を算出してシステムに記録してくれる

  • チャット形式で、今日の摂取カロリー・栄養素や、足りない栄養素、食事のアドバイス、最適なメニューの提案をしてくれる

この場合、ユーザーは以下のようにして食事管理GPTsを利用します

  • 食事管理GPTsにアクセスする

  • ログインしていない場合、ログインページに誘導される

  • サブスクリプション契約していない場合、契約ページに誘導される

  • ログイン・サブスクリプション契約が完了している場合、サービスを利用できる

  • GPTsは必要に応じて、食事の登録・更新・削除・履歴取得などのAPIを呼び出す

  • ユーザーはチャット形式でサービスを利用する

最もお金がかかる言語モデルの料金をサービス提供側は払わなくて良いので、ランニングコストを抑えつつ高品質なチャットアプリをリリースできます。

また新規サービスだけでなく、既存サービスの新たな機能としても活用できるでしょう。

3. GPTsで商品を買ってもらう(アフィリエイト)

GPTsで商品を買ってもらう(アフィリエイト)

ユーザーからお金をもらうのではなく、商品を紹介し購入してもらい、そのアフィリエイト報酬で稼ぐ方法です。

例えば、以下のようなパソコンパーツ紹介GPTsを考えてみます。

  • チャット形式で必要なパソコンパーツや取り付け方などを紹介してくれる

  • パソコンパーツはアフィリエイトリンクと一緒に紹介され、リンクをクリックすると即座に購入ページに遷移する

今までのアフィリエイトと大きく異なるのは、ユーザーのニーズを予測して広告を表示するのではなく、ユーザーのニーズをGPTsが聞き出し、ぴったりの商品を紹介する点です。

ユーザーのニーズをうまく聞き出して、最適な商品を紹介するGPTsを作成できれば、今までにない高いCV率のマーケティングとして機能するでしょう。

また、アフィリエイトでなくても、企業が自社の製品を売るために利用するのもありだと思います。

まとめ

どのマネタイズ方法も大きな収益が得られるようになるには、Chat GPT Plusユーザーの増加が大前提です。

収益化プログラムによって、魅力的なGPTsが増え、ユーザーが増えてくれることを期待したいですね。

また、GPTsのユーザーが増えるシナリオとして、GPT Phoneがリリースされた世界の予測を、以下の記事で解説しているので、こちらもよろしくお願いいたします。

おまけ

色々GPTs作っているので、よかったら使ってみてください

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