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FE風花雪月を最高に推したい3つの理由

 本記事の目的

 
 初めまして、藍繕なつきと申します。

 この記事は、2019年に任天堂から発売された傑作RPG、ファイアーエムブレム風花雪月の魅力を全力で伝えるべく書かれたものです。

 プレイしたことないけどちょっとだけ興味がある人。
 評判良いから買ってみようか…と悩んでいる人。
 次回作の無双も出るし、前作を履修してみようか…と思っている人。

 そんな人に、風花雪月がどんな魅力を持っているか。どんな作品なのかということを、いちユーザー視点からお伝えするのが目的です。勿論、ネタバレは避けながら。

 あ、もしもゲームの基本情報だったり、ゲームシステムをまずは知りたいという方は、下記リンク先の公式サイトを見てくださいね。

 本稿では、風花雪月というゲームがどうして今でもユーザーを惹きつけているのか。
 風花雪月が発売から三年近く経ても魅力が衰えていない理由についてお伝えしたいと思っています。では、早速見てみましょう。


☆ 生徒達と存分に仲を深められる!

 
 風花雪月において、プレイヤーは士官学校の教師となります。教師として生徒達と共に幾つもの戦場を乗り越え、共に成長していく物語です。

 主人公の教え子となる生徒の候補は24人。選んだ学級によっては仲間に出来ない生徒もいますが、非常に多くの生徒たちと交流することが出来ます。さらに、生徒に限らず、セイロス教会の人物なども先生の味方になってくれます。
 それに、何と全編フルボイスなので、先生と交流してくれる全員が常にボイス付きで接してくれます。モブも全員喋ります。
 そして、先生が生徒達と交流出来るその内容ですが、その多岐に渡ることと言ったら…!(以下列挙します。)

~ 準備パート ~

< 週末編 >

* 一緒にご飯を食べる!

一緒に食べる二人の組み合わせによっては、固有の会話が発生することも。

* 一緒に料理をする!

料理が得意な子も下手な子もいます。

*    一緒に風呂に入る!?(サウナですが。)

異性が相手でも一緒に入れるという驚き。

* 一緒に合唱をする!

* 一緒にお茶会をする!

非常に人気の高いアクティビティです。

* プレゼントをして親交を深める!

< 平日編 >

* 個別指導で生徒を伸ばす!生徒を育てる!

* 生徒同士で仲を深める課題をしてもらう!

< その他 >

* 生徒の誕生日会(お茶会)をする!

* 選んだ学級の級長から先生の誕生日祝いをもらう!

* (12月限定)女神の塔で主人公と異性の仲間との特別会話を見る!

主人公の教師は、男と女どちらも選択可能。

~ 戦闘パート ~

* 戦場を共に戦う!

* 連携計略を繰り出す!

* 戦地で助け合うことでさらに仲良くなり、互いに強くなる!

 いかがでしょうか。これだけ列挙した時点で、生徒達との交流が風花雪月の中心にあることは伝わるんじゃないでしょうか。

 先生と生徒が仲良くなることで、先生や生徒の能力値上昇に繋がります。仲が深まることで互いに強くなる関係にあるわけです。
 上記のどのアクティビティにも固有の成長要素があって、成長させたい要素に応じてアクティビティを選ぶというのがゲームの大まかな流れです。この説明は既プレイの方には少し疑問に思うかもしれませんが、ざっくり言えば、の話です。

 しかし、このゲームにおいて、そもそも交流自体がとても楽しいものとなっています。その最たる例として、先程人気のあるアクティビティと記載した「お茶会」が上げられるでしょう。

 お茶会の流れを簡単に説明すると、

 生徒に出すお茶の種類を選ぶ → 生徒にお茶を振る舞う → 仲良くなる為に会話の選択肢を選ぶ
→ 一定ラインまで成功するとフリータイム開始。プレゼントを上げたり、生徒をいろんな角度から眺めたり(?)、好きなだけ生徒と交流できる

話題を選ぶ。
話題の選択に成功すると喜んでくれる!
一定数以上成功するとパーフェクトティータイム!
フリータイム画面。
フリータイム中に見つめる。どんな角度から見てるんねん。
敢えてお茶会で贈り物を渡すというのもかっこいいですね。

 という流れです。
 しかしこのお茶会ですが、先生の選択肢によっては〝失敗〟します。失敗するとどうなるか。二人の気分が盛り下がったまま会話が途中で終了するという、なんとも寂しい終わり方をするんです。

胸が痛い…。 

 それでも、生徒は健気に「楽しかったです。また呼んでくださいね。」と言ってくれるんですよね…。生徒の優しさが逆に心に来ます。


 では、そんな寂しい想いをしない為に。お茶会で失敗しない為にはどうすればいいか。
 最大のポイントは〝生徒のことをよく知る〟ことです。

* 相手の好きなお茶はどれか?
* 相手の好きな話題はどれか?
* その生徒はどんな風に扱われるのが好きなのか?

 主に上記3つを把握することが大事です。
 プレイヤーである先生は生徒の名簿を所持しており、ある程度生徒の好みなどが分かるようになっています。
 そこから推測をつけ、実際にお茶会で会話をしてみるという流れになります。なんかリアルですね。

 仲を深めようとしても失敗することがある。(選択肢は時に結構難しいです。)
 それでも、生徒のことを深く知ることで、生徒を喜ばせてあげられる喜び。
 そして、お気に入りの生徒と二人きりで仲を深められる喜び。

 どうでしょう、生徒との交流そのものが魅力的であるということが、少しは伝わるでしょうか。

 このお茶会をすることで、生徒との友好度と二人の〝魅力〟というステータスが上がります。
 でも、そんな効能は置いておいて、とにかくこのお茶会をしたいが為にお茶会をするプレイヤーは多いと思います。少なくとも僕はそうです。
 ぜひ、お気に入りの子を見つけてお茶会を楽しんでほしい…!

 さらにさらに!
 そうしてお気に入りの子と存分に仲を深めた後。
 その先のゴールって、もしかしてあったりするんですか…?何とあるんです!!

~ クリア後編 ~

* 心に決めた仲間と結婚する!!

 結婚できる相手は概ね、先生の性別から見て異性の仲間に限られます。(同性同士で結婚できる組み合わせも一部存在します。)

 士官学校時代から5年後。立派に成長した教え子達と再会した後、その内のひとりと結婚することが出来るんです。
 結婚イベントが発生するのは本編を全てクリアした後です。結婚イベントの発生に条件はありますが、必要な条件はクエストとして分かりやすい形で出てくるのでちゃんとプレイしていればまず見逃しはありません。

 結婚イベントでは専用会話、プロポーズの一枚絵、二人の後日談の3つを楽しめます。
 先生の結婚対象は、何と仲間になる人物全員が対象です!!
 注意として、例えば男性の仲間と結婚したい場合は、主人公の性別を女性にするという準備は必要ですが。

 まだ風花雪月に登場する仲間のことをよく知らない人は、ぜひ下記リンク先から仲間に出来る人物を見てあげてください。そして、お気に入りの子を見つけてくださいね!


☆ SRPGの醍醐味を味わえる!

 
 ここまで、風花雪月最大の魅力と思われる〝仲間との交流〟に紙面を割いてきました。
 でも、戦略ゲームとしての出来はぶっちゃけどうなの?と思われるかもしれません。心配無用です!32年続くファイアーエムブレムシリーズの中で磨かれてきたシステムは、きっとあなたを楽しませてくれるでしょう。

 FEシリーズに共通する最大の特徴は、「死んだ仲間は、2度と生きて帰ってこない」というシステムの存在です。
 シビアな環境下での戦い、散っていく仲間たち。彼らの散り際の台詞を聞いた時、あなたはきっとこう思うでしょう。
(次は、誰も死なせない。)

その人物は物語から退場し、以降の物語に関わることがなくなります。ユニットもロスト。

 シビアなシステムがあるからこそ、それを乗り越えた時の達成感はひとしおです。そして、生き残れたことへの喜び、耐え抜いてくれた仲間への感謝が生まれてくるでしょう。きっと心に残るゲーム体験になるはずです。

    ここまで聞いて、(そんなに厳しいゲームだったらどうしよう…)と躊躇う方もいるかもしれません。シミュレーションゲームが苦手な方は尻込みしてしまうでしょう。でも、そんな方向けの易しい難易度もこのゲームには実装されています。
 上述のシビアなシステムすら無くすことが出来ます。カジュアルモードというシステムで、戦いで死んだユニットも次回以降のマップで復活するし、物語にもずっと関わってくれるというモードです。
 難しくてクリアできなかったらどうしよう、という悩みは難易度選択によってほぼ持たずに済む筈です。その点はご安心ください。

 難易度選択の幅広さもこのゲームの魅力です。初心者から上級者まで、きっと存分に楽しめるでしょう。

 戦闘システムの詳細については、下記公式サイトを参照してください。


 従来のシリーズ作品から変わった点としてとても良いと思っているのは、各ユニットが騎士団を引き連れて行動できるようになったという点です。バトルマップ上での戦争感が一層増しました。計略発動も戦いらしくてかっこいいですね。

竜騎兵団の突撃!喊声を上げながら突っ込む様は迫力満点です。

 また、全ユニットが全兵種になれるようになったことで、戦略の幅が広がった点も好印象です。好きな兵種縛りも面白いですね。

 さらに、天刻の拍動システムによって指揮のやり直しが可能になったのも非常に便利です。ストレスフリーさが加速しました。ぜひ今後もこのシステムは続けてほしいです。

 総プレイ時間の目安は50時間です。長めですが、日常パートをどれだけやるか等によってかなり変動します。プレイ時間に個人差がかなりあるゲームです。やり応えは十分にあるので、ぜひ時間のあるGWなどに楽しんでほしい!

☆ 緻密で重厚な世界観に浸れる!

 
 風花雪月の世界は、千年の歴史を持つフォドラという大陸が舞台となっています。

 驚くべきは、その千年間に起きた出来事が緻密に設定されており、過去の歴史上の出来事が主人公たちの生きる世界に様々な影を落としているということです。

 主人公の出生にまつわる秘密。セイロス教会の抱える謎。帝国、王国、同盟領の三国が持つ複雑に絡み合った歴史。歴史の裏で蠢く者達。それらが断片的に示されながらも謎を残したままで、どこまでも奥行きを感じさせてくれるつくりになっています。

 そして、そんな世界に生きている士官学校の人物達は、それぞれに複雑なバックボーンを抱えています。そして、彼らなりに現状に抗おうと真摯に、健気に生きています。生徒達のバックボーンについても、考えれば考えるほどここまで細かく設定されていたのかと驚かされます。
 血が通った人物達が複雑に織りなす物語。そんな物語が、面白くない筈がありません。

 さらに、ストーリーは先生の選んだ学級によって分岐し、学級毎にほとんど違う物語を楽しむことが出来ます。それら全てを読むことで、重要な謎に関する情報をある程度得ることが出来ますが、それでもまだまだ汲みつくせぬものがあります。奥深い、どこまでも広がる世界がこのゲームにはあります。ぜひ存分に楽しみ尽くしてほしいです。

 終わりに。

 以上、風花雪月の魅力について見てきました。いかがだったでしょうか。風花雪月の汲み尽くせぬ魅力が、少しでも伝わったことを願います。

 少しでも興味を持ってくださった方は、4月25日(月)深夜0時から5月8日までの任天堂セールでぜひ購入してみてください。30%オフです!GWのお供にぜひ!

 セール詳細については下記リンク先。

 風花無双の発売も控え、今後も一層風花雪月は盛り上がっていくことでしょう。
 ぜひこの記事を読んでくださったあなたも、一緒に風花雪月を楽しみ、盛り上がってくださると嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします。

 
 藍繕なつき

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