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【ウィスパーレイン紹介】イベリア沼に堕ちたドクターによるイベリアサポーターの紹介②

サムネ提供:レンリネ様



 始めに。


 
 こんにちは、イベリア・エーギル交流会の藍繕なつきです。



 この記事はイベリア陣営・出身縛りにおける各オペレーターの性能紹介記事となります。今回からイベリア勢のサポーターについてご紹介します。


 最初の記事、イベリア攻略の魅力紹介をまだご覧になっていない方は、ぜひ下記リンク先からご覧ください。


 イベリア勢の中で、まだご紹介していないのはとうとう残り三人となりました。残りの三人を一言で評するなら、「縁の下の力持ち」でしょう。


 その活躍は派手なもので無くとも、地味にとても大きい仕事をすることが出来る彼らです。決して侮るなかれ。彼らの運用法によって難局の打開策が見つかる事すらあります。

 
 では、早速サポーターの2人目を見ていきましょう。

【ウィスパーレイン紹介】





 育成優先度 B+
 初心者おすすめ度 B+
 性能ポテンシャル A

(上記評価はイベリア部隊内における評価であり、必ずしもアークナイツというゲーム全体における評価ではありません。また評価は僕の主観によるものであり、必ずしも正しいものではないことをご了承ください)



* 初心者から上級者までお世話になれる療養師
* 完全体のリジェネは濁心スカジS2並の数値
* ルーメンのレジストと合わせると更に磐石


【ウィスパーレインの使い方】



* 初心者から上級者までお世話になれる療養師


 ウィスパーレインは星5の療養師です。
 療養師という職分の特徴は、その攻撃範囲の広さと味方にレジスト付与が出来るという二点にあります。職分の素質により味方にレジストの付与をすることが出来るのは、現時点で療養師の特権です。
(注:ウィスパーレインはスキル発動をしないとレジスト付与出来ない点には注意)


 レジスト付与により、味方ユニットはスタン・寒冷・凍結時間を半減することが出来ます。この効果は思ったよりも役に立ちます。実際に試してみれば、意外な難敵対策になる事に気づくでしょう。

 他の職分には出来ないレジスト付与が出来るというだけでも、通常攻略で療養師を育てる意義はあります。



 では、そんな療養師をまず最初に誰を育てるか?療養師入門としてのキャラを考えた時に、私がお勧めしたいのがウィスパーレインです。



 端的に言うと、ウィスパーレインは初心者から上級者までお世話になる事が出来る上に、果ては高難易度の記録狙いにまで対応できるポテンシャルを持ち合わせています。何なら星6療養師のルーメンにも出来ない役割も持てます。



 ウィスパーレインのメインスキルとなるS2は、ウィスパーレインを配置するだけで発動できるので初心者でも簡単に扱えるでしょう。さらにはウィスパーレインを育てていくことで、S2の効果は非常に大きくなり高難易度にも対応できる回復力を手に入れる事が出来ます。



 意外な事に、ウィスパーレインは同じ療養師であるルーメンと相性が良いです。ルーメンの記事でもご紹介しましたが、この二人が揃うことで強力な回復空間をつくることができます。その回復空間の土台を作ってくれるのがウィスパーレインです。



 味方オペレーターを陰に日向に支える縁の下の力持ち。星五らしからぬ献身ぶりを見せてくれるウィスパーレインのご紹介です。
 

* 完全体のリジェネは濁心スカジS2並の数値


 ウィスパーレインを紹介する上で、彼女のメインスキルとなるS2を中心に説明をします。S2特化3時点の説明文は下記の通り。
 
 
 通常攻撃の間隔を短縮し、素質のHP回復効果が200%まで上昇、
 治療をする度に対象に4秒のレジスト状態を付与する(退場まで効果継続)
 

 この永続スキルは、発動中にウィスパーレインの素質を200%まで上昇させる事が出来ます。
 

 素質「命の灯台」
 攻撃範囲内のレジスト状態中の味方全員のHPが1秒ごとにウィスパーレインの攻撃力の6%(潜在5で+1%)回復
 (回復量は特性に影響されない)


 つまり、スキル2を発動した時点でウィスパーレインの攻撃力の12%(14%)がレジスト状態中の味方に、リジェネとして秒間付与されます。


 これが4秒続く事で、ウィスパーレインの攻撃力の48%(52%)がウィスパーレインの通常攻撃とは別に回復される訳ですね。


 勿論、味方のレジスト状態が続けば4秒経過後もリジェネによる回復が続きます。


 通常回復とリジェネによって、切れ目の少ない回復が出来るのがウィスパーレインの強みの一つです。

 
 このウィスパーレインの素質は、モジュール強化によって更に強くなります。モジュールlevel3まで強化するとどうなるか。
 

 素質「命の灯台」(モジュールlevel3時点)

 攻撃範囲内のレジスト状態中の味方全員のHPが1秒ごとにウィスパーレインの攻撃力の9%(潜在5で+1%)回復
 (回復量は特性に影響されない)


 なんと最大で攻撃力の10%を秒間回復出来るようになります。
 そしてこれがスキル2の発動中となると20%の秒間回復です。
 

 最終的には、レジスト状態の味方に対して秒間119のリジェネを付与出来るようになります。


 これがどれくらい強いかという事を知ってほしくて、参考数値を持ってきました。下記の数字は秒間回復の値です。


 完全体濁心スカジS2 97(アビサル込みで115)
 帰冥スペクター(グレイディーアモジュールlevel3) 117
   ※スペクターはモジュールX。潜在5以上で120
 ウィスパーレインS2素質   119
  

 いかがでしょうか。アビサルのリジェネに匹敵する回復量を、ウィスパーレインがばら撒けるようになるという事です。


 勿論、上記の比較において濁スカS2が防御バフも付与出来る事は考慮に入れていませんし、帰冥スペクターもグレイディーアによって三割のダメージカットが加わります。


 耐久力の比較としては不適切だと思いますが、単純にリジェネの数値だけを見た時に、ウィスパーレインの素質がいかに優秀かという事をお伝えしたくて上記の比較をしました。
 

 さらに、このリジェネ以外にもウィスパーレインはスキル中に通常回復を〝攻撃間隔を短縮して〟行えますし、ルーメンが付与したレジストも、ウィスパーレインの素質によるリジェネの対象となります。



* ルーメンのレジストと合わせると更に磐石



 ルーメンはその素質「凡人の願い」により、通常攻撃でも味方にレジスト付与が出来ます。


 レジスト付与はモジュール強化なしで4秒、HPが75%以上の味方については6秒の付与が可能。


 ルーメンの回復範囲をウィスパーレインのそれと重ねる事で、二人で範囲内の味方にレジスト付与が出来ます。

 
 すると、ルーメンが付与したレジストもウィスパーレインの素質の対象となるので、ルーメンが付与したレジスト分もウィスパーレインによってリジェネとして秒間回復が発生します。


 つまりは、ウィスパーレインの攻撃範囲とルーメンの攻撃範囲を重ね合わせることで、二人分の回復によるレジスト付与も更にリジェネとして活かすことができ、強力な全体回復を行う事が出来るんです。


BlueXさんによる尖滅試験作戦Phase4,650pts
ウィスパーレインとルーメンの攻撃範囲を重ね合わせる事で強力な回復陣形をつくり、敵の猛攻にひたすら耐えます。なおルーメンはS1採用。


 イベリア縛りで耐久戦術を採るなら、ぜひ覚えておきたいやり方です。


【スキル特化優先度について】


 スキル2の方が汎用性が高いので、スキル2の特化のみを考えれば良いと思います。使う機会が多いのは圧倒的にスキル2です。一度発動してしまえば非常に強力ですから。


 しかし、スキル1もユニークな性能をしています。医療としては珍しく攻撃回復のスキルで、特化3ではSP2で二体同時回復、レジスト付与が出来ます。


 スキル2と違って配置後からすぐに使用できること、そして自然回復のSPと違って制約を受けづらいことから、採用できる場面はあると思います。余裕のある方は特化しても良いと思います。



【モジュール評価】

(重要度を☆最大5つで評価)

 モジュールX       ☆☆☆☆
 level2      ☆☆☆☆
 level3      ☆☆☆☆

 モジュール装備、強化はウィスパーレインを使うのであれば必須級です。強化すればするほどリジェネが強くなるのでぜひ強化しましょう。ウィスパーレインは育てた分だけ期待に応えてくれるとキャラだと私は思います。

 

【上級者向けの余談】


* リジェネによる無駄のない回復


  危機契約#10の時の話をします。あの時、ルーメンにはYモジュールが実装されていなかったのですが、あの頃はルーメンよりもウィスパーレインの方が危機契約適正が高いという印象でした。レアリティの差があるにも関わらず、驚くべきことです。


#10、新約24等級。ルーメンではなくウィスパーレインがメイン医療として右上に居座り続けます。リジェネによる無駄のない回復があってこそ、敵の攻撃を最後まで耐え抜く事が出来ました。


 それはなぜか。先述の通り、ウィスパーレインのモジュール強化がルーメンのそれと比べて大幅に強かった事もありますが、ウィスパーレインがリジェネを使った無駄のない回復をしていた事も大きな理由として挙げられます。
 

 医療全般の話になりますが、医療の攻撃速度というものは大抵遅いものです。その攻撃速度の遅さを、秒間回復のリジェネは補う事が出来ます。
 

 たとえばAとBというダメージを受けたオペレーターが二人いたとして、ウィスパーレインがAを治療した後にBを治療している間も、スキル2発動中であればBの回復中にAの回復が出来るのです。


 また、危機契約における最大HP低減の契約ともリジェネは相性が良い。どういう事かと言うと、最大HPが低減した状況では、往々にして一回の回復量が最大HPを上回る事が多かったからです。つまり、最大HPという上限を超えて無駄になってしまう回復量がよくあったという事ですね。

 
 危機契約において攻撃力低下を取るというのはなかなか難しく、比較的取りやすい最大HP低減を取るという戦略が多くなりがちです。そうすると、医療の回復力がHPに対して高く、回復に無駄が多くなります。その結果、ルーメンを採用すると〝回復量は大きいのに最大HPという器から無駄な回復分が出てしまい、結果として耐久するのに必要な分の回復が間に合わない〟という事態が起きていました。不思議なことですが。


 しかし、この問題をウィスパーレインのリジェネは克服してくれました。限られた回復回数の中でもリジェネによりぴったり最大HP分まで回復してくれます。ウィスパーレインはそのリジェネにより、必要最低限の攻撃回数で複数の味方を支える事が出来たのでした。


 ただし、現在においてはルーメンにYモジュールが実装されたことでルーメンもかなり強力になっています。#10の時のように単純にウィスパーレインの方が強いという事も無く、使い分けが出来るようになっていると思います。


 ルーメンのスキル適正をマップに応じて考えたり、ウィスパーレインと併用したり、あるいはウィスパーレインを単体で採用するなど、状況に応じて二人の使い分けを考えると良いと思います。

 

* ルーメンS3とウィスパーレインS2の比較


  両者の使用感にほとんど違いはありません。違いといえば、ルーメンS3は状態異常回復が出来ることと、ルーメンが星6であるがゆえに単純な回復量としてはルーメンの方が多いです。それに、ルーメンがYモジュールを装備すれば、遠隔地への回復も通常の攻撃力で回復することが出来ます。遠隔地への回復が多いならルーメンYモジュールを採用した方が良いでしょう。


 ただし、先述した通りウィスパーレインはリジェネの付与が出来るので、最大HPが低めの味方にも無駄のない回復が出来ると言った点で分があります。それに、ルーメンはS3以外のS1、S2もともに優秀です。


 なので、永続スキルとしてはウィスパーレインS2を採用し、それでも対処しきれない難所をルーメンS2で対応する、という考え方もあります。状況に応じて二人の役割分担を変えていきましょう。

(潜在上げの評価)



 出来れば4凸の潜在強化まで上げたい。リジェネの値が大きくなります。複数の味方への回復量に影響するので、可能であれば凸を進めましょう。


 終わりに。


 以上でウィスパーレインの紹介を終わります。ここまで読んでくださりありがとうございました。

 来週末はエリジウムの紹介を行います。いよいよ最後のオペレーター紹介です。



 この下にリンクを貼りますので、良ければ読んでくださいまし。

 エリジウムの紹介記事



 また、私の所属しているイベリア・エーギル交流会では随時メンバーを募集中です!推しの雑談をしたい方、ガチ攻略の報告をしたい方、歓迎です。
 
 ぜひ、下記リンク先からディスコードの様子を覗きに来てください。



 書いてる人の自己紹介


 藍繕なつき


 限界イベリアオタク。最推しはアズリウス。

 基本は危機契約専門でやってます。たまに海の小塔を立てるかも。
 

 危機契約の記録
 
 ♯9  旧約20等級、新約24等級
 ♯10  旧約20等級、新約24等級
 ♯11  旧約24等級、新約28等級
(イベリア星五のみ五人、旧約22等級)
 ♯12  旧約20等級、新約24等級(焔と鋼)
 尖滅試験作戦  phase3  610pts


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