【エリジウム紹介】イベリア沼に堕ちたドクターによるイベリアサポーターの紹介➂
サムネ提供：レンリネ様
始めに。
こんにちは、イベリア・エーギル交流会の藍繕なつきです。
この記事はイベリア陣営・出身縛りにおける各オペレーターの性能紹介記事となります。今回からイベリア勢のサポーターについてご紹介します。
最初の記事、イベリア攻略の魅力紹介をまだご覧になっていない方は、ぜひ下記リンク先からご覧ください。
イベリア勢の中で、まだご紹介していないのはとうとう残り３人となりました。残りの３人を一言で評するなら、「縁の下の力持ち」でしょう。
その活躍は派手なもので無くとも、地味にとても大きい仕事をすることが出来る彼らです。決して侮るなかれ。彼らの運用法によって難局の打開策が見つかる事すらあります。
では、早速サポーターの３人目を見ていきましょう。
【エリジウム紹介】
育成優先度 S
初心者おすすめ度 A＋
性能ポテンシャル S
（上記評価はイベリア部隊内における評価であり、必ずしもアークナイツというゲーム全体における評価ではありません。また評価は僕の主観によるものであり、必ずしも正しいものではないことをご了承ください）
＊ 言わずと知れたコスト回収役（S1）
＊ ステルス看破、防御低下も有効活用（S2）
＊ 狙撃手の良きパートナー
エリジウムは星５の旗手です。
旗手の価値の高さは、アークナイツを楽しんでいる皆さんならご存知である事でしょう。星４のテンニンカが危機契約で一番の採用率であったように、コストを素早く回収できる旗手は非常に有用です。コスト回収により迅速な戦線構築を可能にしてくれる旗手は、アークナイツの基礎と言っても過言では無いでしょう。
現時点で実装されている旗手は３人。テンニンカにエリジウム、サイラッハです。レア度が高い方が汎用性が高いかと思いきやそんな事は全くなく、３人にはそれぞれの長所や利点があり使い分けが出来ます。あるいは３人同時に使う事だってあります。旗手は非常に出番の多い職分です。
星５のエリジウムにも、彼にしか出来ない仕事は多くあります。そして、そんなエリジウムもイベリア縛りにおける唯一の先鋒として非常に重要です。そんなエリジウムの長所を改めて見ていきましょう。
【エリジウムの使い方】
＊ 言わずと知れたコスト回収役（S1）
今回の記事は旗手というよく知れた職分についてである為、上級者向けの記述が混ざる事をご了承ください。
旗手は先鋒という職業の中でもコストを稼ぐのに特化した職分です。スキル発動時は旗手のブロック数がゼロになる代わりにコストを高速回収してくれます。
エリジウムも旗手として、後続のイベリア勢が配置できるようにコスト回収を手伝ってくれます。まずはコスト回収の基本となるスキル１について見ていきましょう。
スキル１は８秒かけてコスト１８を回収します。この１８という数字は完凸のソーンズと同じですね。ちなみにアイリーニは完凸で２１、ウィーディは完凸で１９、ハイモアは２０です。
上に挙げた数値は、イベリア勢における地上配置（２ブロック）の初期コストでした。何が言いたいかというと、エリジウムのスキル１を発動することでイベリア勢における貴重な２ブロッカーを概ね１人呼び出せるという事です。
（勿論、ブロッカーの再配置時には必要コストが上がるので、エリジウムスキル１に時間経過によるコスト回復が必要になります）
マップ攻略における初動の話をします。先鋒という役割が必要とされるのは、まず序盤になるでしょう。味方を呼び出し陣形を整えるのに必要なコストを捻出する為、出来れば最初にエリジウムを配置したい。そして初動の敵が来る前にスキル１を発動出来れば、大体のケースにおいて２ブロッカーの誰かを呼び出す事が出来ます。これは覚えておきたい。
初動としてよくあるのが、エリジウム配置→エリジウムS1発動→ソーンズ配置という流れです。ソーンズ紹介記事においてもお話しましたが、ソーンズS3は発動に時間がかかる関係で、なるべく早めに配置したいんですよね。その為、エリジウムS1を発動した後にソーンズを配置するのはよく見られる流れになります。
エリジウムS1はコスト回収の速度に特化しています。その関係で、先述の通り初動から味方を素早く呼び出す指揮をする際に向いているでしょう。早めに味方を呼び出し陣形を整えて、敵を迎え撃つ。これがエリジウムS1における初動の方針です。
あるいは、エリジウムS1は再配置が多い指揮をする際にも向いているスキルとも言えます。再配置を多用すると各オペレーターのコストが重くなり、後の盤面になるほど味方を呼び出すのが苦しくなるからです。そんな時にエリジウムS1のコスト回収能力が助けになります。
＊ ステルス看破、防御低下を有効活用（S2）
次はエリジウムS2の話です。
S2はコスト回収能力を下げた代わりに、強力な支援性能を詰め込んだスキルです。
効果時間内(15s)所持コストが徐々に増加(合計20)
攻撃しなくなり、周囲最大4体の敵をマークする
マークされた敵は効果時間内で移動速度-60%、防御力-35%、ステルス状態が無効化される。
まずはコスト回収力がS1と比較して落ちていることについてです。S2もスキル発動によって合計20ものコストを手に入れる事は出来ますが、効果時間がS1の倍近くになっていますね。S1が8秒であるのに対してS2は15秒掛かります。また必要SPにも差が出ています。S1が26に対してS2が30ですね。
下に比較をします。
S1 8秒かけてコストを18回復。必要SP26。スキルサイクルは26+8=34秒。つまり34秒でコスト18生産。
S2 15秒かけてコストを20回復。必要SP30。スキルサイクルは30+15=45秒。つまり45秒でコスト20生産。
S2の方がスキルサイクルが長く、コスト回収の時間効率がS1と比べて低い事が分かりますね。
しかし、S2はコスト生産の時間効率を落とした代わりに、周囲の敵に複数のデバフ効果を与える事が出来ます。
敵に対するデバフ効果は以下の三つ。
移動速度-60%
防御力-35%
ステルス無効化
これら三つを、敵最大四体に掛けることが出来ます。強力ですね。
まず移動速度減少と防御力-35%という効果は、イベリア縛りにとって特に有難い効果です。イベリア勢の特徴を思い出してみましょう。
・ どちらかと言えば物理火力の方が多い
・ 敵を抱えた時の耐久力に不安があるので、出来れば敵が近寄る前に遠距離火力で削りたい。
・ 高台火力が多めなので、敵をなるべく遠距離火力で削りたい
上記の特徴を思い出せば、エリジウムS2がいかに有用かという事がわかるでしょう。イベリア縛りにおいて、エリジウムS2は基本イベリア勢のほぼ全員と相性が良いです。ぜひ有効活用していきたい。
また、エリジウムS2のステルス看破についても、これまた高台火力が多めのイベリア勢において有難い存在です。イベリア勢において敵をブロックする手段が限られていますから、ステルス看破によって敵を抱えずとも攻撃できるようになるのは非常に助かります。
もちろん、注意点としてエリジウムのステルス看破はそのスキル効果時間である15秒しか持ちません。ステルス看破の効果が切れる前に火力を出す必要が出てくる事に注意しましょう。
＊ 狙撃手の良きパートナー
エリジウムは先述の通りイベリアオペレーターほぼ全員と相性が良いですが、特に相性が良いのが狙撃オペレーターであるアズリウスにアンドレアナです。
エリジウムは配置中、その素質により狙撃手のコストをマイナス２します。さらに、スキル効果時間中には狙撃オペレーターの攻撃速度を20（潜在5で23）上げる事が出来ます。S2のスキル効果に加えて、狙撃手に対してだけ更にバフを加える事が出来るんですね。
エリジウムS2は特にアズリウスと相性が良いです。
防御力デバフを複数の敵にかけ、防御力の下がった敵にアズリウスのマルチロック攻撃で複数体に攻撃する。さらにエリジウムのスキル効果時間中はアズリウスの攻撃速度も上昇するので、総ダメージが結構上がります。
アズリウスは速射手であり、コストが低い点もエリジウムと好相性ですね。マップ攻略における初動をエリジウムとアズリウスだけで乗り切る事も考えられます。
S1と比較してS2は初動のコスト回収速度に劣るため、初動エリジウム配置→S2発動→２ブロックの味方配置という流れが厳しい場合があります。
しかし、エリジウムを配置した後にアズリウスを配置し、S2のバフ効果と合わせて初動を乗り切るという選択肢も考えられます。
ただし、高難易度になるほどアズリウスの高台火力のみで初動を乗り切るのも難しくなるでしょう。あくまでこういう選択肢もあるという事だけ知って頂けると嬉しいです。
【スキル特化優先度について】
イベリア縛りをするならどちらの特化も必須級ですが、どちらかと言えばスキル１の方が優先でしょうか。スキル１は特に通常攻略においても大活躍してくれるので最優先で特化しましょう。もちろんスキル２もとても強いです。早めにどちらのスキルも特化しましょう。
【上級者向けの余談】
＊ ブロック数の変化を活かして敵の流れるタイミング調整
エリジウムは旗手であり、戦闘は彼の本分ではありません。攻撃力も低いしブロック数も少ないし、スキルを発動すれば０ブロックとなってブロックしていた敵を流してしまいます。その為、エリジウムで敵をブロックするという発想にはならないのが普通です。
しかし、上記の特徴を逆手に取り、敢えてエリジウムで敵をブロックする手法というものが存在します。わざわざエリジウムでブロックする意義とは何か。エリジウムで敵を倒すというのが目標ではない事は、お分かりでしょう。
答えは、一時的なストッパーとして敵の流れを調整する役目でした。エリジウムで敵を堰き止めておいて、後続の味方の準備が出来たらスキルを発動し敵を流す。これは、イベリア勢において唯一ブロック数を変化させられるエリジウムだからこそ出来る事です。
こうした手法は、後続の味方への負荷が高い時などにも使えます。あと少しの負荷で本陣の味方がやられてしまう、という時にエリジウムに耐えてもらって、急場を凌いだ後に本陣の味方に残りの１体の処理を任せる、という扱い方です。（動画には残っていないのですが、このような使い方をしたことがあります）
あるいは、先程の画像のように、初動で味方のコストが間に合うまでエリジウムに凌いでもらうという事も有り得るでしょう。
また、重装敵と雑魚敵の二体が流れている状況で、このままだと重装敵をアイリーニがブロックしてしまうという状況に、重装敵をエリジウムでブロックして貰ってアイリーニの攻撃で雑魚敵をまずは処理する、なんて使い方も考えられるかもしれません。敵をブロックする順番を変えるのにも役立つでしょう。
勿論、エリジウムは決して打たれ強い方ではありません。単独で敵を抱えられる時間には限りがありますし、エリート級の強い敵に対しては医療を添えても耐久は難しい事が多いです。敵の強さや状況を見て、ブロック役をエリジウムに任せるようにしましょう。
＊ イベリアオペレーターとの連携あれこれ（位置調整等）
今までの危機契約でエリジウムS2が役立った場面を見て行こうと思います。
ウィーディ（蓄水砲）
蓄水砲と組み合わせ、強敵を押し出しつつサルカズ傭兵を減速することでアイリーニが殴られないようにします。
インディゴ（バインド補助）
インディゴの攻撃間隔の合間に僅かに歩くのを防ぐ為、エリジウムで減速を掛ける事でほぼ１マスにVendettaを釘付けにする。
アイリーニ（S3の火力増強）
先ほどのステルス看破で紹介した画像の状況において、アイリーニS3の火力補助にもなっています。強力なサルカズ眷属集恨者を判決で破壊します。
イベリアオペレーターとの様々な組み合わせの考えられるエリジウムS2です。使い方を色々と考えてみましょう。
（潜在上げの評価）
エリジウムは完凸する価値のあるキャラです。イベリア縛りに限らず通常攻略においても役に立ってくれるので潜在強化をする意義は大きいでしょう。
エリジウムは旗手であり、コストを稼ぐために早めに配置したい関係もあって完凸出来ると初動の配置がしやすくなります。また５凸の素質強化も良いので、やはり出来るだけ凸は進めたいですね。１凸のコスト減少から既に有用です。
終わりに。
以上でエリジウムの紹介を終わります。ここまで読んでくださりありがとうございました。
今回の記事を持ちまして、イベリアオペレーター１１人の紹介を終わります。今まで読んでくださった方、ありがとうございました。
後日イベリア紹介の反省や所感についての記事を書くかもしれません。もしご興味があれば読んで頂けると嬉しいです。
また、私の所属しているイベリア・エーギル交流会では随時メンバーを募集中です！推しの雑談をしたい方、ガチ攻略の報告をしたい方、歓迎です。
ぜひ、下記リンク先からディスコードの様子を覗きに来てください。
書いてる人の自己紹介
藍繕なつき
限界イベリアオタク。最推しはアズリウス。
基本は危機契約専門でやってます。たまに海の小塔を立てるかも。
危機契約の記録
♯９ 旧約２０等級、新約２４等級
♯１０ 旧約２０等級、新約２４等級
♯１１ 旧約２４等級、新約２８等級
（イベリア星五のみ五人、旧約２２等級）
♯１２ 旧約２０等級、新約２４等級（焔と鋼）
尖滅試験作戦 phase3 610pts
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