【歌詞語り】君よ八月に熱くなれ
「君よ八月に熱くなれ」
初出年:1977
作詞:阿久悠
作曲:中田喜直
昭和生まれの筆者にとっては、ABC夏の高校野球のテーマソングといえば、絶対にこの曲です。昨日の今日ではありますが、絶対にこっちです。
Wikipediaをみてみると、初代は高岡健二さんの歌唱とのこと。8月1日 甲子園100周年記念の試合は、サンテレビで中継されてましたが、その中で、この高岡健二さんバージョンが流れてました。
筆者の記憶に刻まれているのは、2代目の堤大二郎さんバージョンです。
試合と試合の間によく流れてました。
最後の「あつーっくなれ~」の「ーっ」が裏声になるのが、めちゃくちゃツボでした。今なら「クセスゴ歌謡祭」で優勝できそうです、とかいったらあきませんか、、
作詞は「この曲も阿久悠さん!」のヤツですが、本当に名曲です。
イントロから最後まで、「野球」に対する高揚感に溢れてます。
そしてなによりこのフレーズ。
「野球」で起こる、緊張感あるプレーの「一瞬一瞬」を、脳裏によぎらせます。
長くない歌詞全体に「夏の高校野球」の風情がギュッと凝縮されてます。こういうのを「表現」というのかと、感嘆いたします。