新卒1年目にSansanで学んだこと:スタンスとポータブルスキル
はじめに
こんにちは。Sansan株式会社で営業DXサービス「Sansan」のプロダクトマネジャーを務めている乙幡(@yu_pata98)です。
今回は入社1年目にインボイス管理サービス「Bill One」のインサイドセールスだった際に学び、今現在も大事にしていることをシェアしたいと思います。
背景
採用面談でSansanの魅力として成長できる環境をお伝えすることが多いのですが、最近入社1年目の話を具体的に話せなくなってきました。これはおそらく時間が経つにつれて以前よりも記憶が曖昧になってきているためで、まだ覚えている今のうちに言語化することに決めました。
そのため、スキルピラミッドを参考に、学んだことをスタンスとポータブルスキルの2軸から整理してみました。
スキルピラミッドとはビジネスに必要なスキルを大きく以下4つのレイヤーに分けたものです。
スタンス
ポータブルスキル
リテラシー
テクニカルスキル
詳細は以下のサイトで説明されています。
スタンス
以前は自分が高いパフォーマンスを発揮することしか考えていませんでしたが、今は会社全体で成果になることに取り組むようになりました。
このスタンスの変化には先輩の影響が大きいです。入社半年後にPMM(プロダクトマーケティングマネジャー)の柘植と一緒に業務を行っていたとき、「自分の目標を追う」だけでなく「会社全体の成果を追う」という視点があることに気づきました。当時、目先のグループ目標やチーム目標を達成することしか頭の中になかった自分にとって、とても新鮮で衝撃的でした。それまでの自分がとてもちっぽけな存在に感じたのを今でも覚えています。
また、私達の目的はMissionを達成することにあります。そのため、自分に与えられた責任は持ちつつも、成果を出すためなら役割にこだわる必要はないと考えるようになりました。
それからはインサイドセールスと隣接したマーケティング、フィールドセールスとの間に落ちてしまうような課題に自分から取り組み、関係者と協力して解決していくようになりました。他にも、採用活動や後輩のスキルアップに積極的に取り組むようになりました。
ポータブルスキル(対人)
元々私は対人力に自信がなかったため、少しでもできるようになろうと模索していました。その中で、他の部署と円滑に折衝を行うため、関係者それぞれの視点を持つことを学びました。
1年目の後半にチームリーダーになった際、当時の上長から「マネージャーになったつもりで他部門との折衝をしてほしい」と言われたため、半年間で他部門との折衝をできるようにしていこうと考えました。
こちらも先輩の背中を見て学んだことは、他部署を巻き込んだ業務をする際には、関係者それぞれの視点でメリット・デメリットを考える必要があるということでした。
自分の視点だけで交渉すると、全社的に意義のある事柄でも、個々の目標指標に応じてそのメリットを感じない人も出てきます。そうした背景を理解できなければ、他部署を巻き込んだ業務をすることは難しいと気づきました。
例えば私はエンタープライズ領域のインサイドセールス担当として、リード獲得数から受注金額までの流れをファネルで可視化できるよう取り組みました。これは関係者が短期的に追っている目標には貢献しないものの、長期的にエンタープライズ領域のPDCAを回すために必要でした。その際は、関係者それぞれの視点を持てたことにより、関係者を長期的な方向に向けることができ、結果的にPDCAを回すことができるようになりました。
以下の記事では柘植がPMMとして大切にしている“バランス感”について述べており、私が学んだ内容がよくわかる内容となっています。
終わりに
学んだことを言語化してみると、あらためてSansanをファーストキャリアに選んで良かったと思いました。早い時期にスタンスやポータブルスキルに目を向けられたのは幸運でしたし、何より優秀な先輩がいる周りの環境に恵まれました。
今回シェアしたスキルはビジネスパーソンとして基本的なものですが、これらのスキルが身についていなかった自分が、Sansanでの経験によって成長できたことに感謝しています。
Sansanの環境に興味をお持ちの方は、お気軽に乙幡(@yu_pata98)までDMでご連絡ください。