解離性障害






皆さん、おはようございます。





 週末は、如何お過ごしですか、私は、今朝、筋トレをしました、





 運動を「習慣化」すると、感情の起伏が小さくなります、是非、試してみて下さい、





 さて、今回は、


 タイトル通り、※解離性障害(転換性障害)について、話そうと思います、



 ※解離性障害:脳の異常ではなく、心の異常により、意識の障害が起こる病態の総称、

 解離性同一症(多重人格)、解離性健忘、離人症/現実感消失症などがある、




 その中でも、

 皆が、馴染みやすそうな、多重人格について深掘りしようと思います、


 いや、現実は小説より奇なりですね、




 最近、外来で、

 完全に入れ替わっている症例を、多く経験しております、

 この多重人格は、主人格が耐え難いストレスを受けた時に、



 別人格が、

 「私が耐える!」と、主人格に変わって登場し、ストレスを代わりに引き受ける現象です、



 特徴として、以下のようなものが挙げられます(※他にもあります)、



 ❶幼児的
 ❷攻撃的

 です、


 また、

 多重人格は、別人格の存在から、精神病と誤診されることもあるので、注意が必要です、




 診察の場では、


 別人格の理解に、努めるべきですが、

 「何歳なの?」「趣味は?」など、別人格の詳細について、質問することは避けたほうがいいです、




 何故なら、

 本人が語っていないことについて、あれこれ聞くと、別人格をより強固に形成してしまうからです、





 また、接し方としては、



 本人の中で、

 沢山の人格がどうコミュニケーションを取っているのかを把握し、想像上の広場での話し合いや、

 ノートを用いた申し送りなどの情報共有を提案し、安定を図ります、


 そうすることにより、長期的な人格の統一に繋がるのです、




 そして、

 別人格を、本人を応援する存在と認めることが大切ですが、

 一点、注意がります、それは、別人格が自傷をする可能性があるということです、



 その場合は、

 その人格の存在意義を認めつつ、自傷は認めないという姿勢が重要です、




 この様に、多重人格は、他の神経症と接し方が全く異なるので、経験がものを言う世界です、


 以上です、素敵な週末を。


精神科医ましろ

おまけ

あおぎり高齢化問題

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