怒らなくなる考え方

僕は京都の仏教高校出身。
卒業生には有名な方がちらほらといるが、一番は何といっても島田紳助。
騒動が起きる前には、校長室に銅像が飾られていたし、色んなところに名前が残っていた。
テストの問題文でも、"紳助くんが時速20キロで池を一周した場合、、、''みたいな感じで登場していた。

そんな紳助くん、学生時代からヤンチャだったらしく、芸能界でも暴力だの黒い繋がりだのと言われ、僕自身もあまりいい印象を持っていなかったが、一つだけ心に残っている話がある。
それが、"怒らなくなる考え方''についての話。

世の中にはたくさんのスゴイ人がいる。
例えばメジャーでも大活躍中の大谷選手は、野球の実力もさることながら、人間性も素晴らしく、同じ人間とは思えないくらいである。
皆さんの身近な人にもスゴイ人はたくさんいるだろう。僕も仕事をしていて、1を聞いて10理解できるような人を見ると、自分との違いに愕然とする。
このようなスゴイ人との違いは何かー。
それは、その人が人間をやるのが初めてではないからだ。

いきなり何を言うのかと思うかもしれないが、仏教の世界には輪廻転生という考えがある。
命は生まれ変わり、巡り続けていくという考えで、平たく言えば皆んな前世では何かしらの生き物であったということ。

だから、ずっと人間として生まれ変わり続けている人は、人間の経験がインプットされているため、今世でも秀でた力を発揮できるのだ。

逆に、ずっと昆虫や鳥とかに生まれ変わり続けて、今世で初めて人間になった人もいる。
そういう人は、人間として初めて生きるわけなので、品のない立ち振る舞いとかをしてしまうのである。

だから、相手のことを考えずに不躾なことを言ってくる人、マナーの悪い人を見たら、この人は人間をやるのが初めてなんだな、と思うようにすれば、不思議と怒りの感情は湧いてこなくなる、という話。


僕はこの話を聞いて10年くらい経つが、今でも人にイラッとしてしまったら、この人は前世プランクトン、と思って切り替えている。
案外使える考え方なので、皆さんも是非試してみて下さい。

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