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君がいるから

お宅の国には、エリオット・スミスがいるらしいけど、こっちには中村一義がいるからね。しかも、彼はまだ生きているし。

というレベルの天才の歌がなんとなく聴きたくなって、約四半世紀ぶりに彼の1stと2ndをヘビロテしている。

デビューアルバムに「金字塔」というタイトルをつけて、文字通り日本ロック史に残る金字塔を打ち立てた彼。

大学生の頃、「犬と猫」から始まり「永遠なるもの」で終わるこのアルバムを聴いたとき、

人生のすべてが詰まっている

と思った気持ちが今も変わらなかったことが何よりも嬉しい。

そして、僕もまた彼と同じように、

この幼稚な気持ちが永遠でありますように…

と永遠に祈り続けよう。

インチキと賄賂とスキャンダルにまみれて、もはや誰も思い返すこともしなくなった先の東京オリンピック、パラリンピックで、唯一、救いになったと思ったのは、

彼の曲がパラリンピックの開会式で流れたことだ。

そして、その曲のタイトルは

世界は変わる

うん、彼も僕もあのときの青臭いあんちゃんなままなのが何より頼もしく、嬉しい。

さあ、また顔を上げて歩きだそう!

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